せっかく習い始めた茶道をそのままにしておくのは勿体無いと、 両親がつてを辿って先生を見つけてくれた。 短期間ではあるが、今日から稽古始である。
バスを乗り継ぐ事1時間、目指す先生のお宅は閑静な住宅街にある。 着いて早速、「浴衣を着てみますか」とのお言葉。 茶道はやっぱり和服でやると、色々といいことがある。 (いいことって、またえらくいい加減な表現だけど、お許しを) 着付けてもらって足袋まではいて、さあやってみましょう。 今日は他のお弟子さんが全員お休みだったので、コージ苑のみ3時間半の特訓である。
精神統一も、長時間やるとどっと疲れる。 帰りのバスの中では、半ば意識を手放していたコージ苑であった。 そして何となく聞いていた同乗の若者達の会話。
「ウエキさあ、リサにふられたんだってー」 「うわださ!きゃはははははははは」 「あー服欲しいよー。七夕セールなんてやらないかなー」 「そんなのないよーきゃはははははははは」 「ちょーあの店見て見て、『シルクロード』だってー」 「ヨーロッパ行けんのかなーきゃははははははははははは」
箸が転がってもおかしいお年頃の彼女達。 残り少ない元気を吸い取られてしまった。 ていうか、暑いんだってば!暑い時に黄色い声で騒がれると!!(←おばさん予備軍の怒り)
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