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■ 演奏できる曲とは?ー交響曲編ー
演奏できる曲と演奏したい曲は必ずしも一致しない。 (例外的に自分ですべて選曲できるのであれば別だが) 大体どこでも妥協を強いられる。 そのため演奏会の曲はどこも似たり寄ったりの作品が並ぶ。 そこで各作曲家の取り上げられ方とその解析をしたいと思う。
バロック以前の作品。 まず普通のオーケストラでは取り上げない。 なぜならば何かしらの楽器が欠けているため。 特にクラリネットは絶対に入っていないので,まずお目にかかれない。
ハイドンの交響曲 94番「驚愕」100番「軍隊」101番「時計」104番「ロンドン」 以上がハイドンを取り上げるときの主要作品である。 たまに88番「V字」99番などが上がることもある。 45番「告別」や44番「悲しみ」は出てこない。 ただしハイドン自体が人気がないのであまり演奏されない。 いい作品が多いのに何ででしょう?
モーツァルトの交響曲 31番「パリ」35番「ハフナー」36番「リンツ」38番「プラハ」 39番,40番,41番「ジュピター」が演奏されやすい。 しかし完全に管楽器がそろっているのは31番と35番のみ。 他の曲は何かしら管楽器が欠けている。 モーツァルトの曲をそれらしく弾くのは至難の技。 35番や39番の4楽章や41番の4楽章の演奏は難易である。 他には25番や29番が取り上げられることもある。
ベートーヴェンの交響曲 1番から9番まで満遍なく演奏される。 9番>5番>6番>7番>3番>1番>8番>2番>4番の順 に演奏される頻度が変わるのではないだろうか? オーケストラの定番の作曲家である。 彼の作品を演奏したことがないオケプレイヤーはまずいないでしょう。 難易度もそこそこなのでやりやすいともいえる。 しかし4番の4楽章や9番の2楽章などところどころ難易点がある。 トロンボーン奏者は5番の4楽章と9番の2・4楽章しか出番がありません。
これらの時期の作品は様々な点(和声や形式や作品の作り)が, 非常にシンプルに出来上がっているので, 演奏のレベルやアンサンブル能力がすぐわかってしまう恐ろしさがある。 その反面これらの作品をきちんと聴かせられるオケはそれだけ上手いということである。 この時代の作品はオーケストラ作品の基礎とも言える。
2002年07月26日(金)
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