Rock'n Roll USAGI

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2004年05月08日(土)   死の淵から

長い長い夜が明けました。
おばあちゃんは無事朝を迎えました。
人工呼吸器につながれ、顔はむくんで、髪の毛は抜け落ち、見てるだけで悲しいです。


昨日、手術室に入るとき、おばあちゃんは死を覚悟してたみたい。
お昼くらいに目が覚めたんだけど。
夢の中と現実を行ったりきたりしてて、うつろだった。


ワタシは朝から、翌朝までずっとそばについてたんだけど。
おばあちゃんは自分が生きてることに怒りを訴え、お医者さんに文句言ってた。
“楽に死なせてくれると思ったのに。”って。
お願いだから、そんな悲しいことは言わないで。


ワタシに「元気になって、アンタの家に遊びに行くからね」って言ってたじゃん。
ワタシは車椅子でもおばあちゃんが生きていてくれればそれでよかったのに。
自分の足で歩きたいから、危険な手術を受けたんじゃなかったの?


自分の死を悟った人間は、些細なこともショックを受けるらしい。
例えば時計をみる仕草。
それだけで「あとどれだけ生きられるか」って思ってしまうみたいで。
暴れて、点滴をはずそうとして、大変だった。
夜中も隣りで呼ばれて眠れなかった。
でもそんなこと全然いいの。
それくらいしかワタシには出来ないんだから。


いつのまにか次の朝でした。



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モリリン
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