Rock'n Roll USAGI

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2004年05月07日(金)   長い長い一日

会社行って1時間くらい仕事したとき突然ワタシの携帯が鳴った。
妙な胸騒ぎがして出てみるとパパリンからだった。
“おばあちゃんが緊急手術することになったからすぐに帰って来い”とのこと。
すぐというのは・・・?
何もかも放り出して新幹線に飛び乗れということ?


パパリンが言うには
“すごく危険な手術で、手術中に死んでしまう可能性も高い。
死に顔しか見れなかったら、おまえも悲しいやろ。
手術室に入る前にちゃんと顔見て話しておけ。“ということでした。


人生最大に怖くて震えました。


ダンナさんに事情を話し、会社の人にも伝え、新幹線に飛び乗りました。
今まで新大阪がこんなに遠いと感じたことはなかった。
不安で涙も止まらなくて、震えてた。
門戸厄神のおまもりを握り締めて「おじいちゃんお願い。おばあちゃんを助けて」ってずっと心の中で祈った。


実家の駅に着くとパパリンが迎えにきてくれてた。
病院に直行した。
下半身が動かなくなったのは脊椎に転移したから神経が麻痺したという見解だった。
脊椎に転移したがん細胞を切除したら、リハビリ次第で歩けるようにはなるらしい。
ただし、この手術による命の保証はできない、と。
でもおばあちゃんは手術をやるといってきかなかったらしい。
寝たきりで死んでいくくらいなら、せめて自分の足で歩いていたかったのだろうか。


親の顔見たら、さらに涙が止まらなくなった。
病室に入ると、あと30分で手術台にあがる・・・というおばあちゃんの姿があった。
小さかった。
ワタシをみると泣いてた。
ワタシは、まともに目を合わせられなかった。
嫌だー。死なないで、おばあちゃん。


手術室に午後3時に入り、それから待合室でずっと待った。
手術室のドアがあくたびに、ドキドキしながら待った。
ダンナサンも早退してかけつけてくれた。
両親とダンナさんとワタシ。
4人でずっと待ってた。
長かった。


午後10時。
やっと手術室からおばあちゃんが出てきた。
血の気が引いて真っ白で、小さくて。
悲しすぎるよ、こんなの。


集中治療室にいるおばあちゃんの隣りでお医者さんから説明があった。
脊椎の神経を邪魔してたのはがん細胞ではなかったらしい。
どうやら骨粗しょう症により骨が神経に当たってたらしい。
そういうわけで今回の手術では転移は見られなかった、とのこと。
ただし今は肺機能が低下していて、自分で呼吸できないので、明日の朝までは油断できないと。


転移じゃない・・・そう聞いて、ママリンはほとんど気を失った状態になってた。
よかった・・・。
もう少し、生きられるね、おばあちゃん。



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モリリン
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