月のシズク
mamico



 お先にどうぞ

考えてみると、去年の9月頃からずっと泳いでいない。
ばたばたと楽器をしまい、水着とタオルをバックに詰めて市民プールへ。
バリで2週間、水びたし生活を送っていたことなど、遠い過去ね。

遊泳者専用レーンで泳いでいてふと感じたのですが、追い越しをかけようと
めっくらめっぽうに飛沫をあげて横に並んだり、追い抜こうとるす人、いますよね。
私はこういう人が近づくと、わざとスピードを落として先に行かせてあげます。
血の気の多い若造のように、張り合おうなんてハナから思いません。

たぶんね、自分のペースを乱したくないのです。
競争となると、追い抜く方も追い抜かれる方もダメージを受けやすい。
肉体的なダメージと、精神的な、つまりプライド的なダメージ。
だから「これはレースじゃないんだよ」と思いながら泳ぎます。

確かに私の方がいいスピードで、するりと追い抜ける遊泳者さんもいます。
そういうときは、わざと距離を置いてからスタートします。
自分のペースを保ちつつ、相手のペースも乱さない、そういう心持ち。
なんてったって、泳ぐことは、私の唯一の快楽スポーツなのですから、ね。


そういえば車を運転しているときも、後ろからぐんぐん迫ってくる車には、
すんなり道をゆずります。「どーぞ、どーぞ、お先にどーぞ」と。
もちろんコレには、露払い(お先にパトちゃんに捕獲されてね)
という意味もあるのですが。




2002年01月19日(土)
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