ムッキーの初老日記
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このまま手術をしなかったらどうなるのか。 その場合肩の腫瘍がどんどん大きくなり、最後には皮膚が破れるそうだ。 そうなったらもう痛み止めも効かず、安楽死させる他はないという。
放置した場合、宇佐山さんに待っているのは苦痛だけだと。 つまり、宇佐山さんにとって手術は、助かるためと言うより より穏やかな最期を迎えるための手段なのだ。
もし、放置しても同じなら、手術は受けさせないつもりでいた。 どうせ死ぬのであれば無理に痛い思いをさせ体力を奪いたくないと思った。 だが、手術をしたほうがヤツが楽なのであれば、受けさせたい。 その後3ヶ月しか生きないとしても。
手術はその二日後の朝。 いつもの歯削りの時は、朝病院に預け、夕方引き取りに行くのだが 今回はもしかしたら手術中に逝ってしまう事もあるので 手術が終わるまで待つように言われた。
最悪の場合を覚悟したが、宇佐山の爺さんは手術を耐えた。
術後まだ麻酔の覚めない宇佐山さんを見せてもらった。 左肩から脇腹にかけ、大きな縫い痕を付けた宇佐山さんが手術台に横たわっていた。 その口からはペロっと舌が出ていて、まるでふざけているように見え 私は思わず笑ってしまった。
「何だオマエその顔は( T▽T)あははは!」
あんまり面白かったので、許可をもらって携帯で写真を撮った。 後で見たらあまりよく写ってなかったけれど、あのバカ面で救われた。
それから数日。 手術から3日間は痛み止めの注射を受けに病院に通い その後は自宅で毎日抗生剤を飲ませる日が続いている。 それと一緒に、インターフェロンという抗がん剤も飲ませている。
傷跡はまだ痛々しいが、薄皮を剥がすように、ヤツは元気を取り戻している。 今の姿を見ていると、とても春にいなくなってしまうとは思えない。
余命3ヶ月はあくまで目安だ。 もしかしたら4ヶ月、半年、10ヶ月。1年もつ事がないとは言えない。 望みを捨てず、だけど覚悟をしながら 精一杯可愛がり、慈しみ、残された日々を楽しいものにしたいと思う。 私たちにとっても。宇佐山さんにとっても。
※宇佐山さんの闘病記録 同じくペットを飼っている方などの参考になればと思っています。 これまでの写真などをUPしていますが キズが鮮明に写っているので苦手な方は見ないで下さい。
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ムッキー

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