ムッキーの初老日記
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2004年04月12日(月) 窓


実家で飼っている名犬雑種、イヴォンヌ。


「きかん坊で困る。噛み癖が治らないし
うるさくてしょうがない。もうどっかに捨てて来るぞ。
」


などと母は言うが、なになにどうして
非常に可愛がって甘やかして飼っているらしい。

以前飼っていた犬、故キャロル(享年17歳)の時もそうだった。
なんだかんだと憎まれ口を叩きつつも
『私の事もこのぐらい可愛がって育ててくれりゃ良かったのに』(参考日記)
と言うくらい、大事に大事に飼っていた。


キャロルは小型犬だったので室内で飼っていたが
イヴォンヌは大きいので玄関先の犬小屋で飼っている。
これがまた結構な大きさの小屋で、小屋と言うより「犬舎」である。
こんな立派なのはいらないんじゃないかと助言したが


「昼間留守でこの中に入れておくしかないから
狭いとかわいそうだから・・・
」


と財布の紐を緩めていた。
甘やかしている。



この冬、母の留守時に用事があって実家を訪ねた時のこと
イヴォンヌの小屋が何か変だ。よく見ると


大きな窓の全面がみんなダンボールで塞がれている。


かろうじてイヴォンヌの哀しげな目だけが
小さく開いた隙間から見えていた。


��( ̄▽ ̄)なんだオマエ!どうしたんだ!?










小さな窓から見えるこの世界がイヴォンヌのすべてなのである。


空の青さはわかるけど、空の広さがわからないのである。


この窓をひらいて自由になりたい、と訴えているのである。





「寒くてかわいそうだから、風が入らないようにしたんだよ〜。」


夜、電話でダンボールの意味を尋ねると、母はそう釈明した。


「犬なんだから少しぐらい寒くても大丈夫だよ。
あれじゃ外が見れないで余計かわいそうでしょ!
ヘンリー・ヤングじゃないんだからさ。」



まったく母の猫可愛がりぶりには困ったものだ。





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※参考資料「窓」松山千春作詞(音が出ます。ボリューム注意)


◆◇オッサン君の独り言◇◆

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ムッキー