ムッキーの初老日記
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実家で飼っている名犬雑種、イヴォンヌ。
「きかん坊で困る。噛み癖が治らないし うるさくてしょうがない。もうどっかに捨てて来るぞ。」
などと母は言うが、なになにどうして 非常に可愛がって甘やかして飼っているらしい。
以前飼っていた犬、故キャロル(享年17歳)の時もそうだった。 なんだかんだと憎まれ口を叩きつつも 『私の事もこのぐらい可愛がって育ててくれりゃ良かったのに』(参考日記) と言うくらい、大事に大事に飼っていた。
キャロルは小型犬だったので室内で飼っていたが イヴォンヌは大きいので玄関先の犬小屋で飼っている。 これがまた結構な大きさの小屋で、小屋と言うより「犬舎」である。 こんな立派なのはいらないんじゃないかと助言したが
「昼間留守でこの中に入れておくしかないから 狭いとかわいそうだから・・・」
と財布の紐を緩めていた。 甘やかしている。
この冬、母の留守時に用事があって実家を訪ねた時のこと イヴォンヌの小屋が何か変だ。よく見ると
大きな窓の全面がみんなダンボールで塞がれている。
かろうじてイヴォンヌの哀しげな目だけが 小さく開いた隙間から見えていた。
��( ̄▽ ̄)なんだオマエ!どうしたんだ!?

小さな窓から見えるこの世界がイヴォンヌのすべてなのである。
空の青さはわかるけど、空の広さがわからないのである。
この窓をひらいて自由になりたい、と訴えているのである。
「寒くてかわいそうだから、風が入らないようにしたんだよ〜。」
夜、電話でダンボールの意味を尋ねると、母はそう釈明した。
「犬なんだから少しぐらい寒くても大丈夫だよ。 あれじゃ外が見れないで余計かわいそうでしょ! ヘンリー・ヤングじゃないんだからさ。」
まったく母の猫可愛がりぶりには困ったものだ。
※参考資料「窓」松山千春作詞(音が出ます。ボリューム注意)
◆◇オッサン君の独り言◇◆
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ムッキー

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