ムッキーの初老日記
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| 2003年09月08日(月) |
記憶の不思議�� 上書き保存 |
昨日は「実際には無かったことをあったが如く鮮明に記憶している脳」の不思議さについて書いたが 世間には、記憶を自分の都合のいいように「上書き保存」してしまう人も少なからずいるようだ。
もう1年以上前だが、前もってきちんと本人に許可をもらった写真の掲載を 私が許可も取らず勝手に使用したと、近所や知り合いに言いふらされて非常に困惑した。
彼女は、写真が載ってしまった後に、ご主人に 「どうしていいと言ったんだ!」と非難され 「私はイヤだと言ったのに、ムッキーが無理やり載せてしまった。」 と弁解し、同じ事を共通の友人や知人にも言って歩いた。
廻りまわって私の耳にも入り、驚いてすぐに写真を外したが どちらが正しいのかなんて証明する術はなく、今でも私が悪者になっている場所もある。
彼女はどうしてそんな嘘を言ったのか。 私より彼女との付き合いが長い知人は「こういう事が彼女にはたまにある」と言う。 自分では「嘘を言っている」という感覚は無いらしい。 自分を正当化するために、どうにかして言い訳をしようとして 彼女は彼女に都合がいいように、記憶を書き換えるらしいのだ。 そして人にどんどん話す事によって、その嘘の記憶は益々本当のように思えてくる。
なんと都合のいい!そんな脳が存在するとは驚きだった。
だが、そういう脳があるとすれば、あの人もそうだったのでは・・・ と思える出来事がいくつか思い浮かぶ。 以前、同じサークルの仲間であった50代のご婦人の車に もう一人の知人と同乗させてもらって出掛けた時の事。 帰りに食事をしにレストランに入り、今日のお礼に食事代はおごらせて欲しいと申し出たが 「そんな水臭い!たいした距離じゃないのに、気にしないで!」 と、ご婦人は頑として私達に食事代を出させなかった。
だが数日後、そのサークルでひどい噂が広まった。
「私は前の日に足をくじいてとっても痛かったのに ムッキーと○さんが車を出せというので仕方なく出した。 その上何の御礼もなかった。」
「私の車でご一緒しましょう」と言ったのはむこうだ。 彼女が足を怪我していた事も初耳だ。 しかも、食事代を出させて欲しいという申し出を自分で断った事にも触れていない。
私達は、あまりのご婦人の仕打ちにショックを受け、もう二度と彼女の親切には甘えまい と心に誓い、どうしてそんな出鱈目を言うのかと思い悩んだものだが これももしかしたら「記憶の上書き保存」だったのかもしれない。
家に帰ってからくじいた足が悪化し、その痛みでムカムカし 「運転しなければこんなに痛くなかったのに、あーあ。 これもあの二人のせいよ!しかもタダ働き!もう!!!」 と考えるうちに、彼女の記憶は書き変わってしまったのだろうか。
世の中には「嘘つき」と呼ばれる人や、ある事無い事言いふらして廻るような 困った御仁がよくいるが、きっと自分が嘘つきだと言う自覚は無く 「脳の上書き保存」が盛んに行われている人種なのだろう。
◆◇もんた&オッサン君◇◆
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ムッキー

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