ムッキーの初老日記
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2002年10月29日(火) さぶをなめていた私。


北島三郎を、けっこう尊敬している。



さぶの歌唱力はスゴイ、すご過ぎる。さぶの歌をTVで聴くたび
「う、うまい・・・!」と、ゾクゾクする。
TVで聴いてこれだけ上手いんだから、ナマで聴いたらどれだけスゴイんだろう。
さぶの声量が年とともに衰えてしまう前に
いつか1回くらいは『ナマさぶ』を聴いてみたいものだと密かに思っていた。


チャンスが訪れたのは、今から5年位前。


地元でさぶのコンサートが行われると知った。
誰も付き合ってくれる人はいないだろうと思ったので
一人でちょっと観てこよう、と思った。
チケット代は確か8000円だか9000円だか・・・。


高い。


だが、スーパーのレジ前に
「この券をお持ちいただくと、お一人様2000円で入場出来ます。」
という割引券が出ることがあるが、さぶの時もそれが出た。


私はそれを1枚もらった。
これで念願のさぶが、2000円で見られる。


当日、私は仕事を休み「昼の部」を見ようと思った。
そうすれば夕方には家に戻れて、夕飯の支度に支障がない。
昼の部はたしか午後3時からだったので、2時半に着くように出かけた。

だが、駐車場はもういっぱい。
会場の周りは、爺さん婆さんの茶色っぽいグレーっぽい集団が渦巻いていた。
駐車場にも入れぬまま開演時間になってしまった。


こんなに人気とは・・・!


仕方ない、こうなったら夜の部にしよう。
昼の部が終わるのは、確か5時半。
昼の部の客が出た駐車場にすぐ入れるように
5時前には行って駐車場入り口で待とう。
私は一度家に帰って急いでカレーを作り、また会場に向かった。


がしかし・・・!
私は我が目を疑った。
会場の周りには、順番待ちのクルマが2重3重に取巻いていたのだ!
こんな混雑したこの会場は見たこたない!というくらい
昼の部の5倍は混雑していたのであった。


あわわわ。もうここには停められない。
私は、会場からかなり離れた場所に駐車出来る所を見つけ
急いで会場に向かった。
そして、大汗かいて辿り着いた私が見たものは


「ご優待券の引き換えは、終了いたしました。」の張り紙。


(゜ロ゜)ゴーーーン!




さぶをなめていた。

さぶの底力をなめていた。

優待券が出るくらいだから、チケットもそんなに売れてないのかも、と。
だが、それは哀しい錯覚だった。



さぶは大人気だったのだ。



さぶは大スターだったのだ。




私はとぼとぼと駐車場に引き返した。
そして家に帰った。
家に着くと、オットが今まさにカレーを食べようとしている所だった。


「あれ!?さぶ観に行ったんじゃねえの?」

「うん・・・もういいんだ。私もカレー食べる・・・。」


私は自分の無為な一日を思い、もくもくとカレーを頬張った。


今度さぶが来たら、ちゃんとチケットを買って出かけよう。
さぶの歌には、その価値がある。





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◇◆オッサン君の独り言◇◆

10/29 上田は面白いんだけど、有田がなぁ・・・

10/28 16和音より3和音の方が意外に良かったりする。

10/27 早くも会ったよ鍋奉行。

10/26 タフマンのマークにモザイクを!

10/25 風呂場の汚れはCMのように落ちない。

10/24 米倉涼子の笑顔には裏がありそう。

10/23 第六期メンバーに応募しようかな。


ムッキー

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