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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2019年12月31日(火)
Vol.889 気持ちをもっと噛み締めて

おはようございます。りょうちんです。

めまぐるしく変わっていく毎日だから、大なり小なりの日々の変化は常にある。だが、この出来事は俺の人生の中で大きなターニングポイントになるだろうという出来事が、意図もせず同じ年の中で連続して身に降りかかることが、今までに何度かあった。2019年は、今日で終わる。振り返れば、今年はまさにそんな1年だった気がしてならない。
季節が春になる頃、俺は事実上の転職をした。2年前にそれまでの仕事を離れて、家族とともに生きる時間を優先的に考え、その結果かなりゆっくり過ごしていたのだが。自分の将来やこれからやっていきたいことを考えた時、今の仕事を当分の間本職にしようと決断したのだ。幸い、母と過ごす時間を引き続き優先することができる環境だったし、それを認めてもらえた上での入社だったから、安心していたのだが。未経験の職種な上、新しい職場もわからないことだらけだったため、いろんな意味で苦労も努力も必要だった。
そんな中、7月に母が亡くなった。余命宣告は受けていたが、本当にその日がやってきた時は相当のショックだった。母が亡くなったあとの段取りも、俺のメンタル面も十分に覚悟はできていたつもりだったのに、淡々とそして刻々と儀式が執り行われる中で、母のいなくなった虚無感だけは今でもぬぐい切れないまま俺の心に残されている。
うれしい出来事があれば、悲しい出来事もある。プラスがあればマイナスもあるように、楽しい気持ちも残念な気持ちも同じだけあるはずだ。そのひとつひとつを、本当はじっくり噛み締めるべきなのだと思う。うれしい時は心から喜び、悲しい時は本気で涙を流す。それが本来、有意義に人生を過ごすやり方なのだと俺は思う。でも俺は今、あわただしさを理由に、自分の気持ちをあんまりじっくり噛み締めていない。気持ちを雑にしてしまっている。よく考えれば、もったいないことだ。きっと来年も、俺にとって良いことも悪いこともたくさんあるだろう。それぞれの気持ちをもっと噛み締めていかなくちゃ。それが俺の、来年の抱負だ。