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りょうちんのひとりごと
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2017年09月30日(土)
Vol.859 母の北海道旅行

おはようございます。りょうちんです。

今年の初詣で、母は北海道に行きたいと願ったらしい。もちろん家内安全や無病息災や商売繁盛も願ったそうだが、できるならまだ行ったことない北海道に行きたいと、密かに願ったそうだ。そんなことはつゆ知らず、春に俺は父と母を連れての北海道旅行を企画する。秋になったら北海道に行こうと提案すると、母はこんな早く夢が叶うなんてとよろこんでいた。
母のイメージする北海道は、本当に漠然としていた。キタキツネがいて、ラベンダーが咲いて、夜景もきれいで、ジャガイモもトウモロコシもメロンもおいしくて、サケもカニもウニも新鮮で。簡単に北海道と言っても、母の考える北海道は場所も季節もばらばらで、それを全部叶えるのは到底無理だった。それでもできるだけ母の願いを叶えようと、相方の力も借りて王道のコテコテコースを行く3泊4日の北海道旅行を俺は企画した。
母は普段、車いす生活だ。そのため、飛行機やレンタカーやホテルや観光地など、バリアフリー対応可能かどうか調べて選ぶ必要がある。また、旅行中に一度人工透析をしなければならないため、対応してくれる病院に事前に依頼しておかなくてはならない。障害者の旅行は、少し面倒なのだ。
幸い旅行中、天候には恵まれた。新千歳空港に着いた俺らは、まず富良野から美瑛を回り初日は旭川に宿泊。2日目は旭岳から再び美瑛に戻り、2泊目も旭川に連泊。翌日一気に札幌まで南下し、札幌市内を観光。最終日は札幌から小樽に向かい、夕方の飛行機で新千歳空港から戻って来た。
メロン、ソフトクリーム、新鮮シーフード、ラーメン、北海道限定スイーツなど、食事制限があるのにせっかくの旅行だからと母はおいしいものに舌鼓を打ちまくっていた。ラベンダーはなかったけれど色とりどりのきれいな花畑や、北海道らしい広々とした牧草の草原や、一足早い旭岳の紅葉も見た。きれいな夜景も眺め、定番観光地での記念写真もたくさん撮り、お土産も大量に買い込んだ。4日間の母の北海道旅行はややハードだったかもしれないが、最高の思い出になってくれたら俺はうれしく思う。