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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2004年11月11日(木)
Vol.519 消火器の後始末

おはようございます。りょうちんです。

いつもより早めに仕事を終わらせて、家でまったりしていた午後10時過ぎ。閉店までの業務をバイトくんたちに任せておいたはずの店から、ケータイに電話が入った。店から電話が入るなんてコトは、しょっちゅうだ。今夜も何か仕事上でわからないことやちょっとしたトラブルがあったのだろう。そんな気軽な気持ちで電話に出ると。「あの、消火器をぶちまけちゃったんすけど・・・」。
店では仕事上火を使うため、消火器が置いてある。万が一のことを考えて消火器はいつだって手の届く目立つ場所に設置してあって、もしも火が出ちゃった時はこの消火器を使い速やかに消火活動をしろとさんざん言ってあるのだ。幸い、今まで消火器を使わなきゃならない場面には出くわしてないのだが。でも消火器をぶちまけたってことは今回は緊急事態だったのかと、内心ひやひやしながら事情を聞くと。なんてことはない、掃除の際に誤って消火器のレバーを強く押してしまったらしいのだ。ほっとしたのも束の間、「でも店内がすごいことになっちゃって・・・」としょんぼり声のバイトくん。俺はとりあえずあわてて店へと戻ることにした。
閉店時間もまもなくの店に着くと、彼らは一生懸命掃除をしていた。見回せば、至るところに消火器から噴出したと思われる薄いピンク色の粉が。「これでもがんばって掃除したんすけど、一時はピンクの粉が店中に広がっちゃって・・・」と、すまなそうに話してくれた。集中的に噴射したと思われる壁や床にはまだピンク色の粉がどっさり積もっていて、俺もバイトくんたちと一緒になって掃除に取り掛かるしかなかった。床を水で流したり、壁は雑巾で拭き取ったり。しかしこの粉、非常にむせる。みんなでゴホゴホ咳き込みながら、たっぷり1時間以上かかってぶちまけた消火器の後始末に手を追われた。
それにしても、ずいぶん長い間この仕事をしているけれど、こんなハプニングは初めてだ。おりしも、今は秋の火災予防週間の真っ最中。みなさん、火の取り扱いはもちろんだけど、消火器の取り扱いにも十分注意しましょう!