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| 2004年02月22日(日) ■ |
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| Vol.441 薬を飲む |
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おはようございます。りょうちんです。
体調が思わしくないなんてこと、俺にはそうそうないのだが。よっぽどのことがない限り、薬を飲むということはしない俺である。胃薬なんかも服用することはまずないし、サプリメントや滋養強壮剤にいたっては実は口に含んだことさえない。薬嫌い、医者嫌いと言えばそれまでだが、いつも気合いで治してしまうというよりは、俺の体調はそれほどまでにひどく崩れないカラダなのだと思っている。 しかしつい先日、健康体を自負するこんな俺が、自分のために薬を買ってそれを服用するということがあった。自分のために薬局へ行き薬を買うなんて、もしかしたら生まれて初めてかもしれない。それくらい、俺と薬とは縁がないのだ。 健康診断でバリウムを飲んだあと。どうもおなかのあたりがムカムカする。口の中もずっとバリウムが残っているようで気分が悪いので、あわててハンバーガーを買って食べてみたのだが。なんだかあんまりおいしくない。健康診断のせいで前日から何も食べてなかったにもかかわらず、それほど食欲もないカンジだ。あぁきっと、どれもこれもすべてあのバリウムのせいなんだ。ずっと俺はそう思っていた。 しかし、夕方のなって俺のカラダに異変が起きた。激しい寒気がする。しだいに頭はぼーっとしだして、立っているとふらふらもしてきた。熱が出てしまったみたいだ。しかもかなりの高熱っぽい。バリウムを飲んで熱が出たなんて聞いたことないし、いつもの知恵熱なのかもしれないが、こりゃ完全にヤバイと自分でも思った。 仕事を定時で切り上げて、そのままあわてて薬局へと向かい解熱剤を購入。知恵熱だったら、きっとこんなの飲まなくたって次の日になればけろっと治っちゃってるんだろうな、なんて思いながら服用してみた。そして翌朝。いつもと変わらない朝。熱も下がり、すっかり元気になっていた俺。どこまでがバリウムのせいで、どこまでが知恵熱のせいだったのかはわからないけれど。元気になっていたことにすっかり安心した俺。やっぱ薬なんて飲まなくても良かったのかも。だけどこの一件で、さらに輪をかけてバリウムが嫌いになったのは言うまでもない。
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