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| 2004年01月04日(日) ■ |
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| Vol.418 ちょろぎ |
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おはようございます。りょうちんです。
この正月、おせち料理は食べただろうか? かまぼこ、伊達巻、栗きんとん、昆布巻き、黒豆、田作り、数の子…etc。その中に、ちょろぎはあっただろうか? 地域によってはちょろぎがおせち料理の中に含まれないところもあるようだが、少なくとも俺はちょろぎなんておせち料理以外ではほとんど見かけたことがないし、数あるおせち料理の中でもかなりマイナーな存在だったりする。 ちょろぎとはどんなものなのかわからない人のために、一応説明しておくと。巻貝のようなコロネパンのようなカタチをしていて、色は鮮やかな朱色。大きさは1cmくらいの小さいものである。もう何年も実家のおせち料理にはちょろぎが登場していないので、いったいどんな味がするものなのかは正直覚えていないのだが、たいしておいしいものでもなかった記憶がする。相方もちょろぎが何だかわからなかったようで、俺が一生懸命口で説明したり絵に描いたりしたのけれど、結局はピンと来なかったらしく、ネットで調べたりスーパーに陳列されているものを見にいったりした。それほどまでにマイナーな食べ物なのだ。 ちびっこの頃、初めて俺がちょろぎを見た時、その不思議な物体にとても驚いた。カタチといい色といい、俺も弟も見てくれだけでとたんに興味を引きつけられた。もしもこのちょろぎが茶色だったらなんて、正月早々おめでたい席で不謹慎極まりない発言をしてしまったのを覚えている。 年末のスーパーは、いろいろなおせち料理が所狭しとずらっと並んでいた。その中に、パックいっぱい入ったちょろぎもあった。久しぶりに見たちょろぎにちょっと懐かしさを覚えたけれど、結局今年もちょろぎを食べそびれてしまった俺。どんな味だったのか、思い出さなくては。だけど、また1年後、おせち料理が売り出されるまでちょろぎを見かけることはないのだろう。そう思うと、余計にちょろぎが食べたくなってしまった。
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