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| 2003年11月19日(水) ■ |
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| Vol.397 木枯らしに乗って |
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おはようございます。りょうちんです。
それは東京地方に木枯らし1号が観測された月曜日のこと。雲ひとつない澄み渡る青空の下、俺は今年最後の野球観戦に出かけた。少し早めに球場に着いて、さっそくスタンドへ入り見晴らしの良い席に腰を下ろした。グランドでは早くも球児くんたちがキャッチボールをしている。まもなく始まるシートノックを待っていると、突然俺の右目に鋭い痛みが走った。 どうやらゴミが入ったようだ。ハードコンタクトレンズを常に着用している俺は、目にゴミが入るともうどうしようもない。痛みで目を開けていられなくなる。悶え苦しむ俺の右目からは大量の涙があふれてきたが、ゴミは一向に取れそうもないので仕方なく外すことにした。しかしこの瞬間、外したコンタクトレンズは俺の手元をすり抜け、どこかに落ちてしまったのだ。時折吹く強い北風。あわてて探したものの、もうあとの祭り。俺のコンタクトレンズは、木枯らしに乗ってどこかへと消えてしまった。 コンタクトレンズを使い始めて、もう10年以上も時がたつ。その間、水に流したり落としてしまったりで何度かなくしたことはあったが、次第に扱い方にもコツをつかみ、最近じゃなくすことなんて全然なかった。今回なくしてしまったコンタクトレンズも、もう5年も前に作ったものをずっと使っていたものだった。それなのに…。あぁ、タイミングが悪かったのかもしれない。 結局、それから右目だけは0.1も視力がない裸眼で通しているのだが。左目はいつも通りよく見えるのでなんとか大丈夫かもと思っていたんだけど、時々距離感がつかめなかったりでやっぱり何かと不自由を感じたりする。早いとこ新しいコンタクトレンズを作りに行かなくちゃと思ってはいるのに、なかなか時間がなかったりで。視力が悪くなきゃ、こんな苦労は必要ないのになぁ。
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