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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2003年10月19日(日)
Vol.384 メル友になってください

おはようございます。りょうちんです。

うちの店で働く女子高生バイトのMちゃん。とあるお客さまを接客の際、帰り際に1枚の紙切れを渡されたらしい。何かと思って見てみると、そこにはお客さまのメールアドレスと「よかったらメル友になってください!」のメッセージが。それを見た瞬間、Mちゃんの口からは「うわ、きも〜い!」のコトバ。
そのお客さま、やや髪の毛も後退しかけた30代半ばのメガネをかけた一見マジメそうな男の人。たしかにお世辞にもカッコイイとは言えないし、けしてさわやかでもないカンジ。Mちゃんに、「1回くらいメールしてあげれば?」なんて冗談を言ってみたものの、当たり前だが彼女は速攻で紙切れを破り捨てていた。
そんなウワサがあっという間に店中に流れ、別の女子高生バイトのYさんの耳にも入ると、意外な事実が発覚した。実はYさん、以前にそのお客さまに同じようにメールアドレスが書かれた紙切れをもらっていたらしいのだ。お客さまの特徴や来店された時間などから考えると、どうやら同一人物に違いない。もちろんYさんも返事なんて出さなかったそうだが、「そんな気持ち悪いことしてるから、メル友どころか彼女もできないんだよねー」なんて言われていた。
でも。もしも、本当に友達がいなくてメル友を探しているのだとしたら。仮に接客したのがMちゃんやYさんではなく、俺だったら。お客さまは、俺にもアドレスの書いた紙切れを渡していただろうか。100%純粋な気持ちで友達が欲しいと思ってやったのなら、俺なら返事を返してあげるかもしれない。だけど、接客した相手がかわいい女の子だったからという理由だとしたら。下心があって、あわよくばステキな恋人になってくれたらなんて期待しての行為だとしたら。それはちょっと違うだろうと思う。そんなことしてるから恋人もできなんだよと、俺だって思っちゃう。少なくとも俺だったら、紙切れなんか渡すんじゃなくて直接コトバで言っちゃうな。それくらいの勇気がなくちゃ、友達も恋人さえもできないと思うしね。