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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2003年04月24日(木)
Vol.299 インフォームド・コンセント

おはようございます。りょうちんです。

入院している母に1日中付き添っていると、看護婦さんやら担当の先生が頻繁に病室を訪れてくれる。そのたびに、「この点滴はなんですか?」とか「検査の結果はどうでしたか?」とか、わからないことをいろいろと質問してみる。すると看護婦さんも先生も、笑顔で快く答えてくれる。
インフォームド・コンセント。数年前からよく耳にするようになったコトバだ。医師が患者に対して、受ける治療内容の方法や危険性、その後の予想や費用などについてわかりやすく説明し、その上で治療の同意を得ること。つまり、専門的なことは全部医師に任せて、患者の治療はただ施されるままという考え方ではなく、わからないことはすべて説明を受けて、納得してから治療を始めるというものである。
幸い母は意識もはっきりしているし、自分の意志もちゃんと持っている。今回の治療に関しても、母の望むように進めていくつもりだ。だからどんなに細かいことでもわからなければ質問するし、この先母が痛かったり辛かったりして治療を拒むこともあるかもしれないのだ。自分の病気のことなのだから、それは当然なんだと俺は思う。
母はこう言った。「不治の病だろうがなんだろうが、すべて隠さず教えてね。もしも余命を宣告されたら、それも教えて欲しい。もう覚悟はできているから。」と。もちろん母は不治の病でも余命を宣告されたわけでもないので、そんなことを言い出す母に思わず笑ってしまったが、仮に俺が母の立場でも同じことを考えるだろう。自分のことなのに、何も知らずに死んでいくのなんて絶対にイヤだ。
で、ついでに母に、「もしも葬式をするとしたら、何か要望はある?」と聞いてみた。こんなこと、入院している病人に聞くなんて間違っているかもしれないが、でも絶対に大切なこと。母は一瞬驚いていたけれど、俺の勧めでさっそく自分の葬儀をプロデュースをはじめたようだ。大丈夫。あなたはまだまだ死にませんよ。