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| 2003年03月08日(土) ■ |
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| Vol.275 アルバイトを辞めてから |
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おはようございます。りょうちんです。
夜の駅で、突然声をかけられた。「あれ、りょうちんさんですよね?」。振り返ると、そこにいたのはWくん。以前、うちの店でバイトをしていた男の子だ。彼がアルバイトを辞めてから、もうずいぶんになる。あの頃と変わらない人なつっこい笑顔と抜け切れない関西弁で、電車が来るまでの間ちょっとだけ立ち話をすることになった。 岡山の片田舎から千葉の大学に進学した彼は、たまたま住んでいるアパートのすぐそばにあったうちの店でアルバイトをすることになった。高校時代はサッカーに明け暮れていたという彼は、これが初めてのアルバイト。それでも要領が良いのか飲み込みが早いのか、次々に仕事を覚えていった。スピードを必要とする作業も手際良くかつ丁寧に仕事を進めて、わからないこともどんどんと聞いてきてくれた。パートのおばさまからの評判も良く、バイトくんの中でも期待のルーキーだった。 そんな彼が、突然バイトを辞めると言い出した。せっかくの大学生活をもっといろんなことで楽しみたい、というのが理由だった。仕方がない。ホントは辞めて欲しくはないけれど。俺もそうだったように、アルバイトだけで大切な大学時代を終わりにするなんてもったいない。俺は彼の考えを受け止めて、彼はものの数ヶ月でバイトを辞めた。 あれから。「で、アルバイトを辞めてからは何をしてたの?」と尋ねてみた。すると、「いろいろやってましたよ、海外にもたくさん行ったし、サークルも忙しかったし、ボランティアとかもやりましたよ〜」と、うれしそうに語ってくれた。そうか、よかった。大学生活を満喫していたみたいだね。そしてこの春4年生になる彼は、今や就職活動の真っ最中らしい。コートの下は、きっちりスーツにネクタイ姿だった。「就職が決まったら、久しぶりに遊びに行きますよ」なんて彼の声に、俺はエールを送った。
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