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りょうちんのひとりごと
りょうちん
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2002年10月15日(火)
Vol.197 24年ぶりの再会

おはようございます。りょうちんです。

昔に比べて、世界は狭くなった。時間とお金があれば、飛行機を使って世界中のどこへでも行ける。会おうと思えば会いたい人にも会える。そんな時代になった。俺はそう思っていた。でも厳密に言うと、誰もがそうだとは言い切れなかった。日本からは海を隔てた向こう側の国、北朝鮮に拉致された人たちは、会いたくてもずっと会えなかった愛する家族に、24年ぶりに今日やっと会えたのだ。
今日は朝からそのニュースで持ちきりだった。TVでも報道特別番組として、ずっとそのニュースが流れていた。もしも俺が、何の理由もなく突然知らない場所に連れて行かれて、さまざまな自由を奪われて、会いたい人にもずっと会えないとしたら…。今の俺の頭じゃ、想像するのさえ難しいことだ。
24年。約四半世紀。ひとくちに言っても、かなり長い時間だ。当時二十歳前後だった拉致被害者は、40代半ばの脂の乗ったいいおじさんとおばさんになっていた。飛行機のタラップを降りて、24年ぶりの再会を果たした彼らとその家族を見て、俺も目頭が熱くなった。彼らにとってこの帰国は、たった10日間あまりの一時的なものらしい。24年という月日をたった10日間で語るにはあまりにも無理な話だと思うが、久しぶりに対面した彼らは、いったいどんな話を家族とするんだろう。
さて、ここからはちょっと問題発言かもしれないのだが。彼らが日本を離れていた24年間で、いろいろなことが変わってしまった。それじゃあ、彼らにとってこの24年間は空白だったのだろうか? 無理やり拉致されて、俺には想像もできない生活を余儀なくさせられていた彼らは、不幸だったのだろうか? それは俺にはわからない。が、この24年間を不幸だと思うか幸せに感じるかは、その人本人が決めること。どんなに波乱万丈な人生に見えても、自分の尺度で他人の幸せは計れないのだから。仮に彼らを不幸だと思うならば、北朝鮮に住む人は誰もが不幸なのか?
北朝鮮問題は、とても難しい問題だと思う。だからこそ、今日の出来事をこれからの解決の第一歩として、記しておく必要があるのだと思う。