
|
 |
| 2002年08月15日(木) ■ |
 |
| Vol.162 あの時のDくん |
 |
おはようございます。りょうちんです。
今日のひとりごとは、高校野球観戦こぼれ話その2。 強豪・志学館に、劇的なサヨナラ勝ちをした我が母校・佐倉高校の試合を見た後、まだ興奮も冷めないまま、俺はトイレへと向かった。そして、そこで出会ってしまったのだ。Dくんに。 高校に入学した時、同じ中学だった友達はみんな違うクラスになってしまった。今でこそ誰とでもすぐに打ち解けられる俺だが、あの頃の俺はかなりの人見知り。自分から誰にも話しかけることができず、途方に暮れていた。そんな俺に声をかけてくれ、いちばん最初に友達になったのが、前の席に座っていたDくんだった。Dくんはいつもさわやかで元気で、笑顔がステキだった。今になって思えば、俺が初めて同性に対して憧れを抱いた人が、Dくんだった気がする。とにかく、高校時代の俺はいつだってDくんのことが気になっていた。 Dくんは野球部に所属していた。3年の夏、最後の試合。主将だったDくんはあの日もさわやかにプレーしていた。日焼けした笑顔が、まったく彼らしかった。しかし、努力の甲斐もむなしく敗れてしまった。そして試合後、応援席に向かって礼をした時、俺はフェンス越しに見つけてしまったのだ。Dくんの涙を。あんなに元気であんなに強かったDくんが、初めて見せた涙。うなだれて悔し涙を流す彼を見た時、俺も胸が熱くなって涙があふれてきた。 卒業後、Dくんと何度か連絡は取っていたが、いつのまにか音信不通になってしまった。そんな中の今回の再会。俺にとってはうれしい偶然。きっと会うのは卒業以来。あの時のDくんみたいに坊主頭じゃなかったが、相変わらずかっこよかった。お互いの近況を話し、また応援に来るよなんて言ってのに、その後Dくんとはもう会えなかった。 さて。なんだかこわくて聞けなかったのだが。Dくんの指に光るリングに俺は気づいたけれど、Dくんは結婚したのだろうか?
|
|