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| 2002年08月02日(金) ■ |
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| Vol.153 みちのくひとり旅 |
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おはようございます。りょうちんです。
せっかく旅行するのなら、絶対誰かと一緒じゃなきゃ。ひとり旅なんてもってのほか。以前の俺は、頑なにそう思っていた。ろくに一人前のひとり旅もしたことがなかったのに。そんな中、たまたまバイトで知り合った人に、「だまされたと思ってひとり旅をしてごらん」とすすめられた。二十歳という節目の夏にかけがえのない思い出をココロに刻みつけたくて、そして俺の初めてのひとり旅が始まった。 今からちょうど10年前の今日のこと。目的地は東北。どうせなら「みちのくひとり旅」がしたいと思った俺。でも予定なんてまったく立てなかった。ただ東北を一周しようと、それだけを考えていた。青春18きっぷとたまたま家にあったガイドブックを手に、俺は早朝の電車に乗りこんだ。旅の資金はバイトで貯めた10万円。お金が底をついたら帰ってこよう。それまではこの旅をめいっぱい楽しもう。そう決めてはいたものの、胸のうちはやっぱり迷いと不安でいっぱいの出発だった。それでも俺を乗せた電車は、北へ北へと東北本線を進んでいった。 結局なんとかなるもの。最初はぎこちなかった俺のひとり旅も、すぐに楽しむことができるようになった。千葉から遠く離れた東北の地に、俺がたったひとりでいることに胸が高鳴った。旅の途中、いろんなところでいろんな人と出会い、いろんな経験をすることができた。また、いろんなことを考える時間があったので、自分自身を改めて再確認することができた。そういう意味で、自分の価値観や考え方が変わってしまった出来事だったと、今になって思う。 出発してから12日後。無事東北一周を終えた俺は、ひとまわり大きくなって千葉に帰ってきた。用意した資金10万円は、もう数枚のコインしか残っていなかった。「お盆中くらい家にいなさい」と親に怒られはしたが、俺としては大満足だった。 あれから。ひとり旅も捨てたもんじゃないと思うようになった。まだ学生だった俺は、時間を見つけては気ままに各地を訪れた。社会人になってからはその回数も極端に減ってしまったが、今でも気が向けばひとりでふらっとどこかに行きたいと思っている。今年の夏、久しぶりにひとりでどこか遠いところへ行ってみようかな。
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