断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2024年01月04日(木) 「虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜」

2012年。劇場に見にいった映画だったけど、、
《秀作》としか記憶がない…
自分にとって秀作の記憶は絶対に間違いない
そうでないと秀作と呼んでいなかった
当時の感想がないのには、きっと理由がある
いま、ようやく見直そう!!
※現在2024年10月10日〜 prime視聴可能☆


 『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』
  それでも日本は今を生きる!

 一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生の
 ユウタは、夏休みに一人、父親とよくカブトムシ
 を捕りに来た思い出の場所、山奥のダムへ昆虫採
 集に向かった先に、不思議な老人と出会った。

 突然の豪雨で足をすべらせ、意識を失うユウタ。

 目を覚ましたユウタの前には、一人の小さな女の
 子、さえ子と、ダムに沈んだはずの村が!?

 なんと… 三十年以上前の村に、、
 タイムスリップしてしまっていた!!

 ユウタを"いとこ"として、
 あたりまえのように扱うさえ子。

 ユウタと同い年のケンゾーも現れ、
 翌朝カブトムシを捕りにいく約束をするユウタ。

 さえ子に連れられた家では、お婆ちゃんも
 ユウタをさえ子のいとことして優しく出迎える。

 何が起こっているのか、全くわからないユウタ。

 その夜、再び不思議な老人が現れ、
 ユウタは1ヶ月間、この時代に
 居続けなければならないことを告げられる。

 ユウタにとって、かけがえのない
 もう一つの夏休みのはじまりだった・・・・・・

 1970年代の田舎の村の豊かな大自然。

 その中で、仲間たちと過ごす最高の日々。

 失われてゆく美しい日本の夏の風景の中、
 物語はクライマックスへ。

 さえ子が抱えている秘密とは?

 ユウタとさえ子の運命的な絆とは?

 そして《虹色ほたる》とは—?



 誰の心の中にもある永遠の夏休みの中で、
 【ひとりの少年の成長】と【人との絆】を
 圧倒的 映像美で描く、
 懐かしくも切ない感動ファンタジー。


◎グッときた 台詞集◎

「どうして大好きなものは消えていくんだろう」

「人であろうと物であろうと
 終わりというものはある。
 こればかりはどうにもならぬ。
 そして失ったものは戻らぬ。
 だから人は嘆き、苦しむ。
 されど時は止まらん。
 どんなに悲しくとも、
 苦しくとも、生活してゆかざるを得ない」

「このまま時間が止まっちゃえば…」

「先ほどはな、古い友のことを考えておった。
 幼い頃より一緒だったが 戦争に行ってな…
 村には戻ってこなかった。。
 今どこで何をしておるのか…
 いよいよ村が消えるからなのか、
 奴のことを思い出して仕方がない。
 共に虹色ホタルを見た、友だった。
 もう会うことも叶わんであろうが、
 それでも生きていてくれさえすれば、、と思う。
 ただ、ただ、それだけを思う」

青天狗はユウタにそう答えた
そうだ、そうかもしれない
生きてさえいてくれたら それだけで—


「ごめんね。さえね、ユウタくんが来てから
 とっても楽しかったの
 お兄ちゃんと別れてから初めて
 でもね、さえ、今日をずっと待ってたの
 ずっとずっと待ってたの
 だって、、やっとお兄ちゃんに… 」

「ダメだよ!! 行っちゃダメだ!
 死んじゃった人に会えるなんて嘘だ!
 僕も父さんに会いたいって思った…
 けど、そんなの出来ない」

「でも、さえはお兄ちゃんに会って… 」

「そんなの喜ぶもんか!!
 さえちゃんは、まだ、生きてるんだから!!!」

ここはユウタの気持ちと同じだった
俺だってさえちゃんに、、そうしたい
勇気を受け取ってほしい
さえと走るシーンは
どうしてもないてしまう
これだ
これなんだ
特別なものじゃない
感動は特別なものじゃない
あたりまえは
あたりまえじゃないんだから

とくべつじゃないものになりたい
みんなが、全員がもっている体に、
その体からおどりになりたい
特別じゃないからいいこともある
特別じゃないから伝えられることがある
どんなに伝わらないものがあろうとも
もっているもの、カラダは同じなんだから
もう、、これだけでいいじゃないか

「約束… してくれる?
 さえも一生懸命ひかるから 頑張るから
 ホタルみたいに強くなるから
 そしてまた ホタル見よう? 一緒に」



「また あそぼうぜ」

「また」って、なんていい言葉なんだろう
おどれなくなるたびに立ち向かってきた
《また おどりたい》
次が ほんとうにあるのかわからない
「また」は…
自分からつくろうとしないと来ない
よほどのことがないかぎり(偶然)なんてない
そう考えたら「また」は もう無いかもしれない
だから… ないてしまう
なみだがとまらない
わかれがつらいんだ どんな小さなことでも


『虹色ほたる』のエンディングには
『君の名は』とは決定的な違いがある
つまり、圧倒的『虹色ほたる』だ☆

◎『虹色ほたる』は秀作じゃない。名作だった◎



 映画『虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜』は、
 親が子供を連れて、そして子供が親を連れて
 映画館に行き、一緒に見て、一緒に楽しみ、
 そして一緒に語り合い、
 忘れられない思い出を作ることが出来る良質な
 正統派ファミリー映画であり、
 1958年の「白蛇伝」から始まる、
 伝統ある東映アニメーション株式会社が、
 全社を挙げて製作し、
 満を持して送るオリジナルアニメーションです


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