2023年12月24日　開演14:00
須貝バレエ博多座公演 招待状が届きました
オーケストラ生演奏　そして合唱部
総合芸術として完全なバレエ公演です！！
いちバレエスクールが
これほどの公演ができるのには理由があるはずだ

　挑戦

つまりはそういうことだろう
生演奏でおどるのは既存音源とはわけがちがう
生徒全員にそれを体験させたいよね！
経験がきっと人生をゆたかにすると信じます☆
クラシックと名のつくものには
レッスンに挑まなければならない性質がある
楽しいとか、気楽に、とかそんなの皆無な修行だ
手に入れなければならない技術を学ぶために
誰か見てくれる先生が、第三者がいる、
自己満足だけでおさまらない見え方の追求、
何よりも常にベストを超えていく意識が問われる
いまの自分にはバーに立つ、
ただそれだけで震えがくる
立ち向かうだけで重圧が伴う
自分のベストが尽くせないのを直感してしまう
これまでたくさんのプロに出会ってきました
そんな中でも（たのしく）レッスンを
していたヒトは指で数えるくらいしかいない
楽しく、なんて一体どんな境地だろう
可能性をいつも捉えているんだろうか
それとも自身の限界を見据えた上で
楽しさに着地できるのだろうか
わたしはバレエダンサーじゃないのだから
常に足りていないのも道理
だからといって目指すところは同じです
どんなに劣っていようとも

コロナ禍を超えてようやく最高の劇場に立った、
須貝バレエのみんな
みんなみんな輝いている　なみだがでそうだ
見ていると自分も、自分も舞台に一緒にいたい
そんな気持ちにどうしてもなってしまう
彼らが輝いていれば輝いているほど胸が苦しい
悔しさが、、尋常じゃあない。。
今の自分には《できないこと》があるのを
否が応で見知ってしまうのも舞台の本質なのだ


　『くるみ割り人形』全幕


くるみ割り人形役は岩郷朝暉！！
かつて一緒にレッスンしたあの日が思い出される
トモキはもはや天上人のひとり
Bulgaria State Opera Stara Zagora
プリンシパルとして世界で活躍している
日本人の夢を体現している男だ
おどりもプリンシパルとして疑いようがない
言葉が出ないくらいうれしいし
あれからどんどん踊れなくなっている自分が悔しい
うれしいのと悔しいのがやっぱり半々だな…
だって、、自分もおどりたい
おどれるものならいつだっておどりたい

目を見張ったのは、、雪の女王役 大塚優希ちゃん
もう「ちゃん」なんて言っちゃダメかもだけど、
自分にとって優希ちゃんは優希ちゃんだ（爆）
彼女の雪の女王には感極まってしまった
アームスの通り道が、所作が、、
穏やかで、この通り道しかあり得ない、
そんな完全なうつくしさを見てしまった
目が、、離れない
ずっと見ていたい、そんな気持ちにさせられる
終演後、優希ちゃん本人にアームスのことを伝えた

「それは…よかったです！！
　前日に先生から注意されてたんですよ♡」

さすがです先生！！見通していらっしゃるw
この公演は素晴らしい男性ゲストが何人もいる
その中でもネズミの王様☆
この公演においては大変な当たり役だった
劇場舞台装置を使うことで出番が何度もある！
宙吊りロープに掴まって上手から下手まで、
行ったり来たりなんて人生で初めてのネズミだった
子分のネズミも20匹くらいいた気がするw
オモチャな兵隊もめちゃくちゃ数いて吹いたw
ネズミの王様いいな、って本気で思ったw
そして、廻り舞台。
バレエ公演で廻り舞台なんて度肝だ！！
くるみ割り人形&クララ、そしてネズミ王を乗せた
2台がスモークの中で幻想的に回る！（乗りたい！
この劇場でしか出来ないことを存分に試みた本番
でも上から落ちてきた紗幕にドロッセルマイヤーが
脳天直撃しそうだったのは秘密です（爆）
マジでスレスレすぎて背筋凍ったよ。。
事故がなくて本当によかった…

わたしは1階最後尾、テクニカルスタッフの
すぐ隣の席で、全幕立ち見をしていました
もちろん席はあるので座れるんですが、
長い間座ると膝に不都合もあるために、
本当に全幕立って見ていました！　なんと、、
わたしは常にスタンディングオベーションです☆
（全幕公演はみんなの夢）
ひとりひとりやるべき役割をやり切って完成する
そしてすべてを束ねることができる主役たち
実力がなければ決してその役は与えられない世界
その世界を見ていて感じたことがあります
それは《あたたかさ》でした
出演者全員に先生の教えが行き届いているのを
察したとき、あたたかさが溢れたんです
出演者たちを知っていることもあるかもしれない
でも、きっとみんな感じられるんじゃないかな