| 2023年12月07日(木) |
「エンジェルフライト」�� |
まだまだ断罪の時間です
当blogにおいては本懐といえましょう。。
今回は2022年4月30日。
その日に読み終えた本のことを
blog化したいと借り続け、
その人に会える機会が簡単にはいかなくなり
返却に至った、、経緯のもと
なんとかblog化にこじつけたお話となります
読み終えた当日にたどりつけなかった書籍たち
その罪は重い
『エンジェルフライト』 佐々涼子
国際霊柩送還士
異境の地で亡くなった人は一体どうなるのか—
国境を越えて
遺体を故国へ送り届ける仕事が存在する。
どんな姿でもいいから一目だけでも
最後に会いたいと願う遺族に寄り添い、
一刻も早く綺麗な遺体を送り届けたいと
奔走する“国際霊柩送還士”。
彼らを追い、愛する人を亡くすことの悲しみや
死のあり方を真正面から見つめる異色作。
第10回開高健ノンフィクション賞受賞
2020年ノンフィクション本屋大賞受賞
これはblog化しないわけにはいかないと思う。
でも、実のところ内容は読んでいただくしかない。
なにしろ「遺体」の話なのだ
しかし、おどる上でも重要な記述が幾つもある
まずは、こちら。 鮮烈にいこう
著書の中で別の書籍からの引用された文章だった
「われわれが抱える問題の多くは、
決着がついていない悲嘆、
癒されていない悲嘆から生じている。
自分の悲嘆をうまく経過させることが
できなかったとき、
われわれは
こころとたましいを癒す機会を失う」
遺族にとって遺体との対面は
大変な苦痛を感じる出来事だ。
それでも
《きちんとお別れができていたら》
《結果は違った》
その現実は厳しい
厳しいけれどこれに寄り添っている人がいる
それを知ることができた
自分にも悲嘆がある 解消できない悲嘆が
もしかしたら
それがおどりにまとわりついているかもしれない
「遺族は故人が戻ってくるまで眠れない。
彼らは大事な人を亡くして
ギリギリのところにいる。
もし遺体が帰ってくるのが遅くなれば、
それだけ彼らは消耗する。
中には本当に健康を損ねてしまう人もいる。
だから一刻も早く
連れていってあげたいと思うんだよね」
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