断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2023年12月05日(火) 「色づく世界の明日から」

期間限定配信によわい
イッキ見が可能なのにもよわい
今見よう すぐ見よう 笑笑


 『色づく
  世界の
  明日から』


 物語の始まりは数十年後。
 日常の中に小さな魔法が残る、
 ちょっと不思議な世界。
 主人公の月白瞳美は17歳。
 魔法使い一族の末裔。
 幼い頃の事件から、感情の乏しい子になった。
 (色がまったく見えなくなってしまった)
 そんな瞳美の将来を憂えた大魔法使いの
 祖母・月白琥珀は
 魔法で瞳美を2018年へ送り出す。
 突然、見知らぬ場所に落とされて
 とまどう瞳美の視界に
 鮮烈な色彩が飛び込んでくる—


地上波放送は2018年10〜12月。
自分にこの作品タイトルの記憶がない。
視聴してみると、主人公が根暗すぎた(爆)
1話で見切りをつけていても不思議じゃなかった。
しかし、絵のつくりに丁寧さ美しさを感じて
そして物語が長崎だったのも起因して
なんとか第六話までやってきた
そんな第六話の最後だった


「わたし、、色がもどったの」


いよいよ色が、、
主人公の、、色が、もどった!!

ところが とんでもない展開が待っていた
はやる気持ちが加速度MAXで進ませて、
第七話をはじめた瞬間それは起きた


「あのとき見えた色は、、
 またすぐに失ってしまった」


おいおいおいおい!どうなってるんだ!!
いきなりなかったことにしてどうする!!!

 これまでの人生
 最速で
 萎えた

いや、おかしいだろ!!
第六話の、、ラストで言ったセリフだぞ??
期待させられないほうがおかしい!!!
そんなの続きどうなるか早送りするし?
それが、、開始の第一声で終了って。。
回想シーンさえぶっちぎってるとかww
おかしいぞ おかしいだろーーーーー

 逸る気持ちを完全に蹂躙されてしまった

もしかしたら、もしかしたらだけれどさ?
この体験が本作品最大の感想に、、

 させるなよーーーーー!?

続きをすぐに見ようとはまるで思えない
それほどまでに気持ちが冷めてしまった
ゆっくりと息を止め、、じゃない
ゆっくりと目を閉じました 笑笑


つづく




期待が裏切られる、という気持ちを
こんなところで体験させられてしまった
これは、笑い話じゃない
舞台人として熟考しないわけにいかない
期待の大きさ
応えなければならない、じゃない
応えたい、その話だ




7日後。
実のところは最終話前まで地味に進めて、
いつ見ようかと ラストだけ残っていた—

しかし最終話で確信した 秀作。

この作品を見初めてすぐ気づいたのは
主人公の月白瞳美が好きではなかったこと
あの感じ、、あの感じは
エネルギーが奪われる感じだった。。
隣り合わせのリハビリ人生において、
あの感じの人間は瞬時に避けるようになった
実際に(エネルギーが削がれる)のだ
自分のことで精一杯なところに
曖昧で決まらないタイプは《拒絶》がでる
自分自身が精一杯挑んでいるところに
自分のことだけで精一杯なところに
そんな空気で自分を淀めるわけにはいかない
邁進して邁進するところには絶対の拒絶だった
もちろんその上でもこの邁進は簡単じゃない
うまくいかないことの方が断然多い
そんな日々の連続
そしてそれを忘れたときにようやく気づく

 自分自身がそうだった

自分自身を奮起しようとする「前」は
自分もそうだった

 瞳美と同じだったのだ

どうして奮起できたのか
それだけは世界の謎といって差し支えない
これは、このことだけは、
奮起した人にしかわかってもらえないと思う


 それだけ一歩目が踏み出せない


そんなことを思い出させるのが瞳美だった
こうして振り返れるのも
瞳美のおかげと言っていいかもしれない

この作品で涙が出たのは—

 『ペンギン』

その場面の最初だった…
よかった、、目を閉じたままじゃなくて 笑笑
ネタバレはなるべく避けたい
なので、、ペンギン、とだけ記そう☆

淡々と、淡々としたシーンのその最後、、だった

「私の色は、何色かしら?」



これは避けられなかった…
これだ、これなんだ…
それをおどりでも感じてもらいたい
淡々と、淡々としたおどり
決して特別じゃないものが
そのとおりに《特別》なものになる瞬間
もうこれは魔法だと思う
おそらくは、その場面を見ただけじゃ
場面だけじゃ 何も感じないだろうもの
ところが、経過から(密度)を抜けてきたときに
ベツモノに昇華してしまう瞬間がくる

おなじ おなじだな…


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Taisuke [HOMEPAGE]