断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年11月14日(水) 実録!世界の舞台裏1

オーディションみたいなのが行われた日
《役柄》が決定します。
それとともに《衣装》が決定する。
わたしたちはそれぞれの身長に応じて試着。


 人生で初めてあの襟を着た
  襞襟(ひだえり)
 さすがは王侯貴族役!!
 キリシタンや南蛮貿易の描写でよくある
 あの、、無駄にビラビラな襟ッッ
 なにこれ もう… 超ダサい☆
 いくらダサくてもこれは楽しまなきゃ損だ
 なにしろ どんな時間も二度はない。


世界のバレエ団には専属の衣装班が従事、
丈の長さや袖の長さをそれぞれに合わせます。
最後に靴まで。
思い出すと、特に靴がぶかぶかだった。。
(当日は中にめちゃ詰められてた)
衣装の人に身長体格の見立てで
「これは合ってる、これはダメだね」と
最速で指示されます。
なんか、、おそろしく劣等感が湧いたw
こんなに骨格違うのか…

 これが黄色人種のsagaか―

衣服っておそろしい。。
体格が一瞬でわかってしまう!!
舞台人としての見栄えに天と地の差がある。
これが現実だ。
舞台に立つ娯楽というのは
舞台が大きくなればなるほど
舞台に立てる人物が決まってくる。
そのステージにふさわしい全てを
持っていなければ舞台には立てない。
だが、見栄え、実力が備わっていても
それ以上の何かが現出するかは、、わからない。
《ダンス》の観点から言えば、
踊りを踊ればダンスになるとは限らない。
ダンスは見栄えや実力の先にあるはずだ。
あらためて言えばこれは《バレエ》だ。
もしかしたらダンスじゃないかもしれない。
バレエにも、究極のバレエがあるのだ

衣装合わせは超短時間で終了。
当日には完璧に調整がなされたいた。
世界の一流とはこういうことだと思い知らされる。

当日はさらにカツラと口髭にあご髭までつける。
これがまた特殊で一切の手抜きがない。
舞台用特別接着剤なんて初めて肌につけた。
そして帯剣までする。
この帯剣がまた細部まで凄い。
思わず何度も抜刀してしまった(爆)
当たり前と言えば当たり前だが、、

 《その当たり前がすごい》

どんな世界もここに帰結するのかもしれない



つづく。


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Taisuke [HOMEPAGE]