断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年11月13日(火) 「THE STUTTGART BALLET 2018」

シュツットガルト・バレエ団
それは 世界最強のバレエ団のひとつ


 『Swan Lake』 全四幕

 ジョン・クランコによるバレエ
 振付:ジョン・クランコ(古典版に基づく) 
 世界初演:1963年11月14日
      シュツットガルト・バレエ団


演目は、バレエ究極の古典。
1877年に初演されて以来、数々の振付家に
よって細かい筋書きや構成が異なる改訂版が
つくられている。
シュツットガルト・バレエ団ではそれが
1963年なのだろう。 年月の重みがすごい。
ダンサーなら人生で一度は出演したい。
なにしろ、、全幕です!!
第一幕 二幕18:30〜
第三幕20:10〜 第四幕21:05〜21:25
3時間… こんな演目そうそう出来やしません
そんな白鳥の湖に
そんな世界のバレエ団に
なんとエキストラ出演することになった―


ことの元は
あのバレリーナからのメッセージ。

「今度シュツットガルトバレエ団が
 来るんですけど、
 タイスケさんならどうかと思って
 連絡しました☆」

世界最強のバレエ団です。
間違っても人生で一度は間違ってもみたい!
わたしはバレエダンサーではないので
自信も何もびた一文ありません。
バレエダンサーではないので、
妙な《地位ステータス》なんてのもない。
わたしのダンスはヒエラルキーとは無縁ですw
さらに言えば、、
死ぬような目にもあって若くしてオマケ人生です。
そういうわけで失うものは何もない

楽しめるものには首を突っ込もう☆
(穴があったら入りたいですね)


 面接を通過した  してしまった


面接は某テレビ局の女性。主催の放送会社です。
バレエ団が世界のバレエ団ですので、
出演者に巡り会えず相当苦労していました。
ダンス界… ぜんぜん知ってそうにないしねw
「他に出てくれそうな方 知りませんか?」
なんて逆に尋ねられたくらいです

 どうしようもない

次の面接は直接シュツットガルトバレエ団。
本番2日前に本番会場の大練習室に集合。
エキストラを束ねる偉い女性バレエマスターが
役柄オーディションも兼ねてわたしたちを見定めた
特にエキストラの中でも一人だけ突出して重要な役
《大臣》に選ばれるとリハーサルが増える。
王子や王妃とのやりとりもある。
出来るなら是非とも狙いたい。
わたしもそのオーディションさせられたが、
「歩きながらお芝居してください」
「はい!怒ってください」 などなど
しかし、実態はこうだ。

 身長が高い者のみ

わたしでも海外からすればぜんぜん低い。
実際、ダンサーとしての身長最低限クラスだった。
わたしより低い身長の男性団員は一人もいない。
だから、、選択の余地は多分ない。


 身長が一番高い者が選ばれた  完


まあ、、「ですよねー」って話だw
技術や年季じゃあないのだw
選ばれた、身長が高いFくんは知り合いだ。
かつてわたしと共に草刈民代さんの舞台に
同じ会場で同じエキストラ出演を果たしている。

 またかよw

実のところ、これは運命でもなんでもない。
エキストラができる人間がろくにいないからだ。
なにしろ今回は世界最強のバレエ団。
正直、そんな裏方が直視で見れてしまう。
あんなものやこんなものまで見れてしまうかも?!


 次回 「潜入!世界のバレエ団の舞台裏」


潜入、、っていうか出るんですけどw



つづく。


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]