断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年10月30日(火) ペドロイア+

わたしたちは忘れます

今日は、最も好きなメジャーリーガーの
名前を忘れていた―

気がついたら忘れていたのです
何とか思い出そうとしました
(あの選手あの選手あの選手あの選手あのッッ)
狂おしいほど記憶をたどりましたが… ダメだった

 BOSTON RED SOX
 ペドロイア

暴風フルスイング選手です☆
当てにいくようなバッティングをしないw
スイングの軸がブレない無駄な軌道が一切ない!!
日本プロ野球では「当てる」が多いが、
アメリカメジャーは断固「打つ」なのだ。
バットコントロールって何?当てるって何?なのだ
身長は175cmとメジャーでは小柄だが、
そのスイングは、、度肝です☆
あんなに気持ちのいいスイング見たことがない。
オールスターに選出されたとき、
たしか、、家族を優先して辞退したほどの選手w
とにかくすべてにおいてすがすがしかった

 まったくあのフルスイングどおりだ

そんな選手のことを「あの人」にしたくない!!



記憶って怖い
こんな風にいつの間にか忘れていくのか
あの人のことも?
あの人のことも忘れるのか!?
俺は、、俺は、憶えていたい

 憶えていることは
 記憶は 自分が生きてきた豊かさ

どんなに嫌なことも
苦しかったことも俺は憶えているぞ
それをどうにかやってきた努力が自分だ
あの時があったから今の自分になったのだ

忘れていくことが止められないものだとしても
それが《生きている》ことの真実だとしても
俺は憶えていようとしてやる

嫌なこと、自分に不都合なことは、無自覚に、
無意識に忘れていこうとしている気がします
忘れることで自分を守るためかもしれません
わたしたちが明日を生きていこうとするチカラです

 わたしは事故の記憶が一切残っていません
 気がついたら救急救命病棟で寝たきりでした
 搬送された自分を対応した看護師さんが
 退院直前にその日のことを話してくれました
 「喋っていましたよ」と

それは無意識に備わった生物のチカラかもしれない
何かに囚われていたらとても生きづらいからです
ケガをしてきた自分には、ひとつの確信があります

 身体的な痛みは、カラダが忘れようとする

激痛を憶えていたらカラダが動かないからです
激痛の記憶、、感覚は度を超えています
特に、術後は鈍痛と冷や汗で悶絶の日々です
いろんな友だちに本をいただいていましたが
ぜんぜん読めないくらいでした
「読もうと」できなかった…
その後、リハビリ&自主トレを続けていくと
今まで激痛が走っていたはずの動作が、、
いつの間にか通せるようになります!!
(通せないときは、、激痛が来る)
激痛を忘れたときはじめてカラダは動いてくれる
リハビリで調子が上がっていけばいくほど、
不思議なくらい痛覚を忘れています

 カラダが整ったら《不安がない》

 整ってはじめて《イメージができる》

このことは発見でした
わたしたちには忘れることが必要なのでしょう
「憶えている」というのは
いいことなのかわるいことなのかわかりません
心が囚われてしまうこともあるからです
だからこそ ここに抗いたい


 憶えていても囚われることなく生きられるはずだ


どんなに無駄と思えるようなことも
自分にとって嫌なことも 不都合なことでも
わたしの時間においてそれは無駄じゃないからです


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Taisuke [HOMEPAGE]