断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年08月05日(日) フリースクール玄海 設立20周年

招待状をいただいておりました!!
もちろん正装で出席してきましたよ☆

 『フリースクール玄海
  設立20周年記念パーティー』

会場 グランドハイアットーーーッッ
わたしは講師として末席します。
このパーティー会場は人生初。
広い! ホールスタッフも食事も完璧です!!
いやあ言うことがない ダメ出しできないw
講師席にはいろんな先生たちが集っていた。
 ボクサー
 プロレスラー
何と言ってもこのジャンルは特殊でした!!
このパーティーに出席していなかったら、、
人生で遭遇できていない気がしますw
お話しできて光栄でしたし、、
もっともっと話していたかったーーー
それにしてもわたしもダンサーです。
いったいこの学園はどこまで手を出しているんだw
すごい。すごいな…
しかし一番凄い人は特別ゲストにいた

 相 大二郎 先生
 一燈園・燈影学園 学園長

わたしの公演をいつも助けてくれるジョーさんは
一燈園研修に行ったことがある、と言っていた。
一燈園には《行願》という行事がある。
見知らぬ町の見知らぬ家を一軒一軒訪ねて回り、
五軒十軒と断られ続け、ようやく、
「若いのにご苦労さんです、どうぞ」と言われた時
生徒たちはトイレに飛んでゆく。
そして白い便器を磨きながら、
「一体自分はなぜトイレの掃除をさせてもらって
 うれしいのか」という新たな自己発見に気づく。
スクール生も年に一度必ず研修を受けに赴く。
そして《行願》を行うのだ。
とにかく噂だけは聞いていた。
それも単なる噂じゃない、凄い噂だ。
そんな学園長の相先生(あいせんせい)の言葉に
一気に引き込まれてしまった


「言葉や文章は平面だ
 実践してはじめて立体的な人生となる

 いのちやこころは教えられない
 教えることができるのは知識と技術
 いのちやこころは答えがないから教えられない
 教えてもいいけど なんの説得力もない

 一燈園の教育は
 正しい教育を教えているわけではない」


相先生の祝辞を静聴してわかった
その言葉はどれもダンスに、おどりに適っていた
自分がおどりたい理由そのものじゃないか
なんてこった

自分がまちがっていないのを感じました

わたくしごとですが、ホンモノのおどりはダンスは
教えられるものじゃありません
例えば振付を教える
そしてその振付を完璧にこなすことができる
それがダンス?おどりなのか!?
じゃあ歌手のバックダンサーの踊りはどうだ
バックダンサーだけを見る人がどれだけいる?
歌の上にダンスがあるのを見たことがあるか?
エンターテインメント、娯楽のダンスは特殊です。
わたしからすれば―
みんなが見知ってるダンスとやらの方が特殊。
見た目のかっこよさ 群舞のインパクト
そのどれも、それぞれが頂点のひとつでしょう
だけど、、それだけじゃあない。
ステージと客席に分けられない場所ならどうだ
音も歌もないダンスならどうだ
そんなダンスに心が締め付けられたことがあるか
涙が止まらなくなったことがあるか

与えられないおどりが、ダンスがこの世にはある
誰にも踊れない自分だけの踊りがこの世にはある

じゃあそのおどりって何? ダンスって何さ!?

じゃあいきるって何? いきるって何さ!?

じゃあ いのちは? こころは??

 ◎それを踊っていたいのだ◎



その答えはことばにできませんでした
ことばにすればするほど間違っていくのを感じます
一言では絶対に足りない 説明したいんじゃない
答えは、、説明するものじゃないはずです!!
ことばの限界 -すべてはことばにならない-
相先生の言う「答えがない」は
わたしたちに(等しく当てはまる答え)です。
わたしたちそれぞれにとっての答えは「ある」
ここまで来るのには長い長い時間がかかりました
踊れるか踊れないか
そんなギリギリの身体でたどり着いた地点が今です
頭で知っていることは
本当には知らないことです
自分が死ぬことは知っていても
本当に死ぬのはただの一度です
《わかった気になっているだけ》なんですよね
これが後に読むことになる「バカの壁」の正体です
壁を超えられるかどうかはわたしたち次第
たどり着いた地点にはまだまだ先があります
生きているかぎり終点じゃありません
生きようとするかぎり 自分で見つけようとしたい
見つけようとする自分でいたい
そのおかげで今の自分の地点を知ることができます



実は、、先日、過去のガラケーが発掘されました☆
その中には事故後、
みんなからの受信メールがそのまま残ったままでした
ロックがかけられたメールのひとつ


「動きたいのに動けない… 辛すぎますよね。。
 でも、焦らないでください!!
 皆 待ってますからっ
 数多くのダンサーが大怪我を経験しながらも
 今日も踊ってる
 技術や体の変化が…
 って心配しなくても大丈夫です

 踊りって中身だから☆

 やっぱり経験や精神面、人間性だから☆

 だから焦らずにリハビリ頑張ってください
 待ってます」


今見ても言葉を失うほどの威力です
あの頃は不安と恐怖で《焦らず》なんて
まったく出来なかった。。
相先生の言う通りその時が来ないとわからない
自分で気づかなきゃ自分のものにできない

 自然に適う教育
 ヒント

相先生はこのふたつをおっしゃっていた
わたしたちが子どもたちに出来ること
もしかしたらそれを渡し続けることかもしれません
それも、渡そうとするものじゃない気がします

 経験・精神面・人間性、、だもんね

全体写真を見返したら鼻血出そうになりました。
わたしはがっつり相先生の隣に座っていたのだw
そんなところに座れる人物じゃなくないかな 笑笑
いやあ我ながら間違ってない。
確かなのは今だけだ
下手すればもう二度と会えない

きっとそれがわかっていたんだろうな


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Taisuke [HOMEPAGE]