断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年08月04日(土) 旅立ちの日に

スタジオの女の子がいよいよ旅立つ。
その前夜、スタジオ生のクラスの後。
壮行会のような時間になりました!!
(ギリギリ間に合った)
その女の子はスタジオ最強の女です。
わたしの最強のライバルでした。
わたしは再復帰できたものの、
如何せん術後の身。。
クラシックに於いてはできないことしかない。
何をもって《できる》とするのか
バレエは青空のように明快です☆

 挑めるだけでも地獄

スタジオでいちばんのお姉さんが、
スタジオを去る日です。
みんなめちゃくちゃ泣いてた
自分にはそんな経験がない。
おどりに関しては、、
自分自身で叩き上げるしかなかった。
スキルを上げるには道場破りのように
乗り込んでは手当たり次第挑むしかなかった。
祝福されるような時間は一度もなかった

 めちゃくちゃ羨ましかった

わたしはこれまでの勝手に世話になったお礼を
サプライズを、手紙とともに渡しました


「新しい門出おめでとう!!
 いろいろ悩んだりすることもあるだろうけれど
 《エストニアにいる》
 その事実だけで日本にいるわたしたちにとって
 《希望の光》そのものです
 誰に左右されるものではない、
 自分にしか踊れない踊りをきわめてください」


こんな手紙を渡すような大人、自分くらいだろうか
そしてそれを怖れず出来るようにもなった。
再復帰して技術がどうしても追いつかない自分に、
扉を開けてくれた先生にスタジオに感謝しかない。

 稽古場は真剣に挑む者のみの場所
 そして、挑むのは自分自身の可能性です
 何年もこのスタジオに通って挑みつづけた結果は
 誰もが得られるものじゃありません

いつの日か、この女の子の踊りがまた見たいなあ
それが日本じゃない場所でありつづけることを
願っています


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Taisuke [HOMEPAGE]