断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2018年08月03日(金) 料理人

-スペイン団クリエーション2日目-

正午をまたぐクリエーションを終えて、
正福に寄りました。 食べて力を充填する。

【味の正福】

もう何年も通っている有名店です。
マスターは、わたしが身体に拘束具を
つけていた時代をも知っていますw
あの時は右上半身が砕けてました…
あれから復帰してさらに再起まで遂げました。
カウンターを示されて座り、注文を経て、完食。
すると、隣のおばさまに声をかけられた!!


 「あなた、料理人ですか?」


料理人ーーーーーーーーーー!!!
これは、、この台詞は人生はじめてです☆
どうしてそうなった!? 意味わからんッッ 笑笑
おばさまはつづけます

「いや、あなたに会ったのは
 今が初めてじゃないのよ。
 以前に食べてたお魚料理も通のものだったし、
 それでいてマスターに
 「食べるのが上手じゃなくてすみません」
 とも言ってたし、、
 それで食べるときも姿勢がすごく良くて
 目に止まってたのよ」

えええええ?! すごいなぁその推察!!
その魚料理の真実は《ただの偶然》ですw
それが食べたかっただけですよッッ
そして「食べるのが上手じゃなくてすみません」も
真実は《リアル事実》なんですよッッ(涙)

そのおばさまは身なりがいい。
清潔感もあって好感がもてます。
すごい人なのかもしれない予感がありました

「娘がフランス人と結婚して私を呼び寄せて
 フランスで暮らすことになったのよ。
 それでみんなを集めてお別れ会までやったの。
 だけど数ヶ月経って、
 どうしても食べものが入らなくなった。
 それで…恥ずかしいけど戻ってきちゃったのよ」

そうだったのか―
食べものは、、たしかにキツイだろうな
それも年齢を重ねれば重ねているほどキツイはずだ
順応なんて、本当の意味で出来るのだろうか
そうだ。もしかしたら
きっと話し相手もほしかったんじゃないかな
それで自分に話しかけてくれたのかもしれない
わたしはずっと話を聞いていました
そして一言「ありがとう」と言って去られた

どんな人にも悩みがあって
それを打ち明けられる人が要るのかもしれない
豊かであっても
こころも同じく豊か、だとは限らない

やっぱり人が人にするんだろうな

自分が自分でいられる場所
自分を自分にしてくれるのは自分じゃないんだろう


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Taisuke [HOMEPAGE]