| 2018年07月16日(月) |
「OVERLORD」 |
その1st SEASONは、、傑作でした!! 流行りの異世界転生ものではありますが、 エンターテインメントとして物凄い完成度でした☆
『OVERLORD』 1st SEASON 全13話
時は2138年。 一大ブームを巻き起こした仮想現実体験型 オンラインゲーム《ユグドラシル》は 爆発的な人気を博していたが、次第に低迷。 ついにサービス終了を迎えようとしていた。 ゲームプレイヤーであるモモンガは 仲間たちとともに栄華を極めたギルドで 一人静かにその時を待っていた。 しかし、終了時間が過ぎてもログアウトしない! 突如として意思を持ち会話し始めたNPCたち! そして… ギルドの外は見たこともない異世界だった―
もともとゲームでの冒険と仲間たちとの共闘、 そんな楽しかった時間を惜しみながら、 引退していった仲間との再会を楽しみにしていたが サービス終了 最終日に現れた仲間はたった一人。 ヘロヘロさんだけだった… その一人も現実生活の疲れであっさり去ってしまう 最高に楽しい大冒険を一緒に過ごしたはずなのに 来てくれたヘロヘロさんに感謝するも やって来ない仲間たちに苛立ちながら 主人公はただ一人、ゲームと同じ魔法やアイテム、 その設定が使える異世界に飛ばされてしまった!! そして(仲間も同じ異世界にいるかもしれない) という小さな希望を持って奮起します。 その最中、ギルドを一緒につくりあげた仲間たちが 生み出したキャラクターと止むを得ず戦うことに! 異世界に放り出されてしまった主人公は 仲間が作り出したキャラクターたちと共に かつての仲間たちへの郷愁と感謝から ゲームを極めた全ての力で それを守ろうとした―
「なんて不利な戦いなんだ。。」
「え? ならば、撤退されればよろしいのでは?」
「まあ そうなんだがな。 私はそう、非常にわがままなんだよ。 逃げたくないんだ。 誰にも理解されないかもしれないが 私はこの瞬間に ギルド長としての満足感を得ているんだ。 何だろうな。。 私は、いや俺は、ギルド長の地位にあったが 基本的にやっていたのは実務や調整だ。 でも今の俺は、、 ギルドのために《戦闘》で戦っている!! 自己満足かもしれないな… 」
「それは、、男の矜持というやつなんでしょうか」
「そうなのかもしれないな」
一生懸命にゲームを遊んだことがあるのなら、、 心が揺さぶられないわけにいかない台詞です― 過去、わたしはゲームを遊ぶとき、 こんな条件をつけていましたw
【自分たちが ただの一度も死なない】
ゲームではアイテムで簡単に蘇生なんてできます。 だけど、それを絶対にしない。 振り返ってみるとその条件は遊ぶ前の問題です。 もちろん(ゲームとして死ぬのが前提)の遊びも あるので一概に、とはいきませんが、 ゲームでは自分の遊び方を決められます。 遊び方がたくさんあるほど良いゲームとも言えます そのどれがいいとかわるいじゃありません。 そのどれを選ぶか、というだけの問題。 実はその決定、たとえゲームでも《自分自身》です 遊び方は自分自身を反映します。 ゲームだとしても結果反映してしまっています。 分けて考えるなら(別の自分)とも言えますが、 そんな自分自身=矜持です 矜持というと大それた印象を受けてしまいますが、 単純に言えば《そう決めている》というものです
実はこれ、現実にも応用が利きます 決めているのが自分自身である以上 応用が利かないはずが、ない
現実と虚構がどちらも《今という時代》なら 虚構を超えていけるのも《今という時代》です 現在のゲーム事情はゲーム内だけにとどまりません 一緒に遊んでいる人と現実に会うことができます だから、虚構で出来ることは現実でだって出来る! リアルだって《決めさえすれば》変えられる!!
◎自分自身にも耳が痛いですが、これが真実です◎
ゲーム内での自分の矜持を現実に実行できるか、が 自分自身に問われてしまいますが、 ここに気付けただけでも人生変わる気がします。
だってゲームだったら出来ちゃうんでしょ?それ☆
時間を忘れるほど一生懸命あそんだあの時の気持ち 思い出、もう二度と得がたいほどの眩しさ
バカにする人もいるかもしれませんが、、 泣いてしまいました
実際… 数え切れないほど繰り返し見ました それが、、何度見ても面白い!!泣けてしまう!! 正直言ってこれには驚きました 12話13話の展開には言葉がないほどに脱帽です こんなに何度も同じ場面ばかり見続けるなんて、、 そうそう出来やしません
かつて仲間たちとつくったギルド。 そして、自らが、仲間がつくったキャラクターを 大切に思う気持ちが土台にある主人公。 かつての友だちその全員がいなくなってしまった今 かつての友だちと楽しくつくりあげた世界。 そんな世界から出ていってしまった友人たち。 その圧倒的な思い出の寂しさの中で 仲間たちがつくったキャラクター全員から その存在を求められる主人公。 この主人公をうらやましく思わない人はいません。 ゲームを本気で遊んできた人なら「絶対」ですw それこそがこの物語の愛される理由でしょう☆ その作り込みは凄まじく一切の手抜きがありません たいへんな作品です
『OVERLORD』のはじまりは喪失でした 大切な仲間たちを失くしたところから始まる物語 したがって主人公は あらかじめ背負っている悲しみや寂しさの上で、 巻き込まれてしまった異世界で、 大切なものを《ほんとうに大切なもの》だと 知っている主人公。 その気概にこころが動かずにはいられない!!! アインズが手を伸ばす場面に… どうしても涙が落ちてしまう
こんな気持ちになるのは 自分も そんな時間を使ってきたからかもしれません
もしかしたら眩しさを感じるくらいの 思い出がないと刺さらないかもしれません
面白いだけじゃ到底到達できない気がします
子供時代、青年時代にはちっとも面白くなかった 映画が年を重ねると突然に刺さる、、 そんなあれかもしれませんw
おどるなら おどりをおどるなら そこを目指していきたい いつか(思い出せる)ようなおどりが きっとあると思います その時に刺さらなくても いつか刺さる時がくる そうか もしかしたら…
《本番が完成じゃないのかもしれない》
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