| 2017年11月19日(日) |
「MADE IN ABYSS」 |
二度と戻れない旅 二度と手に入らない宝物 二度と帰らない命 この世にあるもののほとんどが 二度と元に戻らない それがわかっていながら 人は今日も一歩前へと進む 一度も見たことのない景色を見るために 歩きつづける 未知への憧れは誰にも止められない
2017年 TVシリーズ。 当時 年末に放送されていたものです。 しかし、、その《年末》に相まって、、 最終回の録画に失敗してしまいました。。 そして2年後 2019年― その再放送に巡り合ってしまいます
正直思いました これ たぶん運命だろ、って
なにしろ最終回以外全て視聴しています そしてなんとなく、 なんとなくではありますが内容も憶えている 見た目小学生にしか見えない子供たちの冒険活劇。 とにかく可愛い子供たちです どこからどう見ても可愛いとしか言えない姿です! 一体その底がどこまであるか知れない《奈落》 そんなものに挑む物語でした。 ただ、そのアビスと呼ばれる奈落は、 ただの奈落ではなく、地下に潜って行けば行くほど 《呪い》とも呼べる事象が襲ってきます。 出てくる昆虫や動植物は既に大モンスターです。 そんな、命を奪うような奈落に、、 小学生が挑む!!!
見た目どう見ても明るい子供たちです すなわち、その結末を《明るいもの》だと わたしはふんでいた―
『メイド イン アビス』全13話
その最終話は特別1時間もので、、 はじめから はじめからとんでもない展開だった
「あのな、お前に頼みたいことができた」
「なんだ?!なんでも言ってくれ!」
「ま、さすがに言いづれえんだけどな。。」
「遠慮するな!」
「じゃあ、、たのむ。。 ミーティをころしてくれ」
「えっ、、、」
どう考えても子供対象超えていた アビスの奥深くで生活していたナナチ ナナチはミーティと一緒に暮らしていました ナナチの体はウサギのような男の子です 体毛なんかフワッフワなのです 正直言って見た目めちゃくちゃ可愛い!! 住んでいるのは《呪い》もひどい地下層 その層で安全な場所を見出し、もう何年もいた そしてミーティ ミーティはどこからどう見てもモンスターでした 危害はなさそうに見えますが どう見てもモンスターです ところが、ミーティもナナチも、、
元は人間の子どもだった
ボンドルドとかいう奈落深層探検家?から アビスに集められた子どもたちのうちのふたり その実は《打ち破れない奈落の呪い》に対抗する ための実験体として連れてこられたものでした この作品はその実験をそのまま映像化していた 正直言ってその可愛い絵からは想像できないほど 絶望的な実験です 人の体が人でなくなっていく様子が、、、 どんなに可愛い絵だとしても これは、、これだけは目を疑いました ミーティは超可愛い活発な女の子でした しかし下層に突き落とされその呪いを一身に受け 口は縦に裂けました 体はスライムのように溶けました 人の意識も断ち切られてしまいました
思いました 地獄だろ、、これ。。
ウサギのような体になってしまったナナチは ミーティのことを宝物だと思っていた 友達のいなかった自分にとって 両親もいない孤児の自分にとって ゴミをあさって生活していた自分にとって 初めて出来た異性の友達 そんなミーティが 自分の目の前で人でなくなってしまいます
涙がぼたぼた落ちました 何度も言いますが見た目は超超超超超可愛いのです ミーティもその目だけはどこからどう見ても 可愛い人間のそれなのです しかしアビスの呪いで、体を千切られても 再生してしまう死ねない体になっていた ナナチは辛くもミーティを連れて研究施設から脱出 現状に至ります 主人公の女の子リコと リコが発見した奈落の遺物レグは (その手足は改造人間の男の子) 奈落の底を目指していた ナナチはレグの火葬砲の超級破壊力を知り 最初の会話となります
レグも記憶を失っていますが その知識と見た目は完全な男の子小学生です ナナチの頼みに、悩みを超えて悩み抜いた レグはナナチに尋ねます
「本当にミーティに人の意識は残っていないのか」
ナナチは既にあらゆる手段を試みていました そして《反応》しかないことを伝えます
胸が詰まってしまいました 自分だったらきっと耐えられる気がしません 反応だとわかっていたとしても どこかに人の意識があると信じたい、と そう思うはずです!!!
いいや、思わないはずがない!!!
なにしろ意思の疎通ができなくとも 《生きて》いるのです しかし見た目は完全にモンスターのそれです ただ、、その目が、、、、 そして何よりも問題なのは《死ねない》
はっきり言ってどう決着つけるのか疑問でした 怪物化を考えなければ 人間社会にそのまま当てはめることもできます 完全に正解のない問題にぶち当たっています わたしは番組的に殺せない、とふんでいた ところがナナチはレグに言い切ります
「オレが死んだら ミーティは永遠に ひとりぼっちだ…」
レグはボロボロに泣きながら火葬砲を撃ちました
こんなに命のことを考えさせられるとは 思ってもみませんでした
人の、、《人のかたち》って一体なんなのか
そしてボンドルド ボンドルドは人間?の大人の男です 仮面をつけているため「?」ですが、 外見どうやら人間のかたち。 その命題は《奈落の秘密解明》のようでした 最下層に行くために《呪い》を打ち破らねば なりません そのために何人もの子供たちを連れてきては、、
とにかく《大人は信じられない》 そんな物語にも見えるほどです そしてボンドルドのその《憧れ》は、、 人間の持つ「闇」に他なりません 自分の為すべきことのために行うことは正義
過去と未来がごっちゃになって申し訳ないのですが わたしは人間の、人間らしいという子細の秘密は ある意味で《混沌》だと思っています
どんなことにも表裏、明暗があり 突き抜けてしまうと完全にアウトだというものです それと同時に《混沌》の渦中である人のことを 人間らしいのだと本気で思っています
その《憧れ》がどれほど凄いもので どれほど危険なもので どれほどかけがえのないものなのか どんなことをしてでも成し遂げたいことなのか
人の力はおそろしいものです どんなことも一寸先はunknown そんな力を間違えずに使いたい そのためにはどうすればいいのか きっと きっとこれは ずっと考えつづけることじゃないのか そして、間違えないためには 《自分ひとりじゃないこと》 《自分自身をひとりにしないこと》 「今」はそんなものを感じています
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