断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年11月18日(水) 「ブッダ最期のことば」

とつぜん仏教ですみませんw
いきなり学んじゃったもので(爆)
わたしは宗教家でもなんでもないのですが、
楽しみにしている番組で取り上げられたので、
是非もありません 笑笑
でもね、それがとんでもなく興味深くてッッ!!
そういうわけで是非是非ご一読ください。
おおよそまとめましたw

 『マハーパリニッバーナ・スッタンタ』
  =大般涅槃経
  偉大なるブッダの死を語るお経

死の直前のブッダ《最期の旅》の様子がストーリー
仕立てで描かれる2000年前の仏教教典のひとつ。
涅槃経には2種類が存在します。
 釈迦の仏教涅槃経
 大乗仏教の涅槃経
その違いは番組でこう説かれました。
釈迦仏教=自分で修行し苦しみを克服する道
大乗仏教=外部の不思議な力によって救われる道
先生は言った。
「もともと日本はすべて大乗仏教の国ですから
 我々が仏教って言ったら大乗仏教しか周りに
 はないんです。 釈迦の仏教はというとスリ
 ランカや東南アジアの黄色い衣で鉢を持って
 歩いておられるあのお坊さまたちの世界。
 釈迦仏教では外に我々を救ってくれるような
 特別な力は “ない” と考えます。 ですから、
 自分の苦しみを消すためにはどうすればいい
 ですか?と聞かれたら《自分で努力せよ》と
 なります」

まずは仏教基礎知識のおさらいです!
学校で習ったくらいのやつです!

 ブッダは紀元前5、6世紀頃 現在のインドと
 ネパールの国境近くにあったルンビニで王子
 として生まれた。(※コンビニ王子じゃない)
 ゴータマ・シッダッタと名付けられ、何不自由
 なく暮らしていた。
 ある日、貧しさや病に苦しむ人々を目の当たり
 にし、人生は《生・老・病・死》という苦しみ
 の連続であると気付きます。
 29歳 なにもかも捨てて出家
 肉体苦行の末、瞑想に入り煩悩と戦ったシッダ
 ッタ。
 35歳 悟りをひらく
 そして、ブッダ=目覚めた人 となり、
 人々を救うために旅立ったのです!
 その後45年もの間、布教し多くの弟子を育て
 80歳で涅槃に入りました。
 涅槃はフツーの死とは違い、完全な死を意味
 します。
 当時、インドでは《輪廻》という思想が浸透。
 天・人・畜生・餓鬼・地獄 の5つの世界を
 行き来しながら生死は繰り返すものだ、と
 考えられていた。
 この生死のサイクルから抜け出すのが涅槃です

先生は言った。
「仏教では、煩悩を起こすとその煩悩が原動力に
 なって輪廻すると考えるんです。
 煩悩が働いていたのは我々の心に生まれつき
 起こってくる悪い要素です。
 もっと簡単に言うと、
 《自分中心に世界を見る見方》
 もちろん生存するためには必要ですが、回り
 回って苦しみの元にもなる、と考えるわけです。
 もちろん今の人たちは輪廻信じてませんよね?
 フツーはねw
 しかしながら、自分の煩悩を消すことによって
 非常に安定した状態で死んでいける。
 そこが仏教が現代に意味をもつポイントです」

やばいw マジでわかりやすいぞこれ!!

【仏法僧】
教は、この3つが揃った状態を
“そこに仏教がある” というふうに言います。
仏法僧は仏教を構成する三大要素。
仏はブッダ自身を意味し、法はブッダの教え、
そして最後の僧はサンガと呼ばれる自己鍛錬の
ための組織を指します。
ブッダを信頼し、その教えに従い、サンガを維持
することが一番大切だとブッダは教えました。
サンガは4人以上のグループで成り立っており、
そこにはブッダの深い意図がありました。
ひとりではなく、複数で支えあうことで自己鍛錬
を長い期間着実に積み重ねていくことができる。
ブッダはそう考えていた―

 しかし私亡き後、サンガはどうなるのだろうか
 末長く人々を救うためには
 サンガを維持しなければならない

涅槃経には、ブッダの死後 サンガをどう維持する
のか、その方法が記されていた―

先生は言った。
「仏法僧、最後の《僧》。
 僧というのは元々がインド語のサンガ、
 そしてその意味はひとりのお坊さんじゃなくて
 《集団》を指します。
 ブッダという人は神様のような存在じゃありま
 せん。 自分が修行して最初に道を進んで、
 あとでその道を後輩に教えてあげようという、
 一種のインストラクターの働きをした人です。
 悟りのためのマニュアル(お経)を遺した人。
 実践するためには修行する場が必要です。
 その組織を設計したのもブッダです。
 信じるモノはない、拝むものもない、
 することは毎日の修行ですw
 自分が決めた生きがいを徹底的に追及できる組織
 ということです。
 サンガの理念は別に宗教の問題じゃないんです。
 サンガの運営の方法は現代の組織にも役立つの
 です! 組織として一番古いのはサンガです。
 2500年前にできて、今でもつづいています」


おさらい終わり。 いよいよ本編です☆(爆)
涅槃経はブッダがインド北部マガダ王国首都、
ラージャガハに滞在していたときのエピソードから
始まります。

 ある日、マガダ国の大臣がブッダを訪ね、
 こう切り出した。
「敵対しているヴァッジ族と戦争を始めたいが
 勝つことができるだろうか?」
 ブッダは傍らにいた弟子のアーナンダに尋ねた。
「ヴァッジ族というのは、どういう部族か?
 みんなで会議を開いているか?
 規律を守って暮らしているか?
 長老を敬っているか?」
「ヴァッジ族は会議も開いていますし、規律も守
 っています。 長老も敬っています」
「それならば…無理だ。
 ヴァッジ族と戦ったところで勝ち目はない」
 ブッダがそう答えるとマガダ国の大臣は
「戦うのをやめる」と言って、
 納得して帰っていったのだった―
 さらにブッダは弟子たちを集め、
 組織が衰退しないための条件を説いた。

 1. 会議を開く
 2. 全員で一丸となって活動する
 3. 法律を守る
 4. 先輩を敬う
 5. 欲望に心うごかされない
 6. 俗世間の中に身を置かない
 7. 仲間を大切にする

【戒と律】
 戒=個人の心構え
 律=集団における法律

 集団を維持するために律が作用し、
 その中の一人一人のメンバーがよりよい人間に
 なっていくために戒が働く。
 この二重構造が組織を強くするのである―


つづく


 < 過去  INDEX  未来 >


Taisuke [HOMEPAGE]