断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年10月30日(金) 「心が叫びたがってるんだ。」

前売り券買ってた『ジュラシックワールド』
見に行きませんでしたw
前売り券買ってるのに見に行かなかったのは、、
人生で初めてのことです―

 これも億劫が元凶か

衝動を、行動力をとりもどそう!!!



たまごに〜 ささげよ〜
「成瀬さ、もしかして
 ミュージカル…やりたかったりする?」

 『心が叫びたがってるんだ。』
  ずっと、ずっと、伝えたかった。

心の殻に閉じ込めてしまった誰にも言えない気持ち
でも、本当は 素直な気持ちを叫びたいんだ―
劇場公開中まにあったーーーーーッッ

明るくておしゃべりが大好きな順は、いつか王子様に会うことを夢見て、山の上にある《お城》に憧れていた。 ある日、そのお城から順のパパが現れるのを目撃してしまいます。 《お城》の正体を知らない順は帰宅してすぐさまママに報告。

 順の その一言で家庭崩壊

それもパパの一言がまたひどい。
「全部オマエのせいじゃないか」
そんな台詞を自分の娘に吐けてしまう、
まあ、、サイテーな大人ですw

“こんな大人には絶対なっちゃいかん”

俺は まずそうおもった
そんな近くの《お城》に行っちゃいけない、
って先に思わないのは純粋な証明です☆

その衝撃が順のおしゃべりを封じ込めました。
“私がしゃべったら不幸になる”
それを全身で感じてしまった順。
そこに現れた《たまごの妖精王子》
たまご王子は順に二度と言葉で人を傷つけないよう
に、おしゃべりを封印する呪いをプレゼント☆

過剰な親切です

時が経ち、女子高生になった順。
心を閉ざし誰とも口をきかない内気な少女が完成。
一年に一度、地域住民の前で出し物をする、
地域ふれあい交流会の当番となった順のクラス。
担任の先生のパワハラで順は実行委員に任命されて
しまいます!
実行委員他 3名。
クラスであまり目立たない存在の坂上拓実
野球部のエースとして甲子園を目指すも肘を壊した
田崎大樹
チアリーディング部 部長の仁藤菜月
この4人が、それぞれ、言葉で人に気持ちを伝える
怖さ 難しさ、言いたくても言えない思いを
ミュージカルに―

そしてミュージカル本番当日。
心に閉じ込めた本当の気持ちを歌にして伝えると
決めた順だったが―

そんな映画ですw

田崎「んなモン無理に決まってんだろ!
   実行委員にしゃべんねえ女いて、
   そんで歌とかミュージカルとか
   謎すぎんだろッッ!!」

しかし、おしゃべりはできない順でしたが、
なんと《歌》は歌えた(爆)
《おしゃべり》じゃなければ出来たのだ 笑笑

いやあ 灯台下暮らし!!!

「伝えたいことあるんなら、歌ってみるのも
 ありなんじゃね?」

「私の気持ち、本当にしゃべりたいこと!!」

「無理してでも頑張ってたアイツを見てたから、
 どうしてもアイツに舞台に立ってほしいんだッッ


 劇中のアイツよりも
 自分が舞台に立ちたいとおもいました


自分もすべてをぶつけたい
これまでもぶつけてきたけど
もっとぶつけたい

そうおもった

それまでのすべてがからっぽになる瞬間
そしてまたたまっていく感情の起伏
その連続と成長
これだ!

おもいだした

舞台は、人生は混沌です
混沌だからこそ
わたしたちには可能性があるとおもえるのです
踊りたい
今こそ踊りたい
すくなくともその思いをぶつけられる場所がある
そんな自分はしあわせものだとおもったのです
誰かの頑張りが、誰かの本気が、
世界を変えていく、人を変えてしまう
これは本当のことです
それができないことが何よりもくるしい
くるしくて涙がでた



たいへん興味深いのは、
完成度が高すぎると想像力が働かなくなること。
《他人事》になってしまう

あまりにもきっちり過ぎると
《計画的》だとわかってしまう

この映画にはそれを大きく感じました。
こないだの『バケモノの子』もそれは同じ。
制作費が大きければ大きいほど万人を納得させなけ
ればならないのでしょう。
そのさじ加減、バランスがわたしたちには
問われているのだとおもいます
これはそのままお客さんとの向き合い方に
他なりません
作り手として甚だむずかしい問題です


ベスト台詞はこちらドーン

「言葉は傷つける!
 言葉はとりもどせないんだから!!」

とりもどせないのはダンスも同じ


たまご王子はつまるところ、順の《思い込み》です
この《思い込み》こそがわたしたちを縛ります!
思い込みは過去の経験に起因します。
そのとき受けたショックが大きければ大きいほど
“絶対” のものとなります。
たいていはそれがネガティヴなもののために、
性格にもとうぜん影響を与えていきます。
もうあんな思いはしたくない、
無意識に避けてしまうからです
オートマティックなために、自分でも気付かない
そんなもののチャックを開けるのにはどれだけの
勇気が必要なんでしょうか
嫌な思い出には蓋を
結局、それに向き合わなくては始まらない
何も変わらない 成長はありません

この映画は主人公全員が自分のそれに向かい合って
大変なエンディングを迎えますw
それはもうとんでもない新世界☆
◎是非目撃してください◎



【言葉にしないとわからない】

わたしたちが人である以上、大切なことです
これを踏まえて、その真逆

【言葉にしなくてもわかる 伝わる】

わかる、感じるってその人の真実だとおもうのです


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Taisuke [HOMEPAGE]