断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年10月01日(木) 「説明の連続が意識となる」

※つづきすぎですがつづきです

【死んだら心はどこへ行くのか】

立花さんは意識研究の黎明期に、重要な研究を行っ
た人物を訪ねました。

 マイケル ガザニガ 博士
 カリフォルニア大学 心理学

1970年代から世界の脳科学をリードしてきた著名
脳科学者きた!
博士が意識の謎を研究するために向き合ったのは、
《分離脳》と呼ばれる特殊な患者たちでした。
通常、人間には左右の脳をつなぐ脳梁という部分が
あり、そこを通じて情報をやりとりしています。
しかし、癲癇という脳の病気を治すために、手術で
脳梁を切った患者がいます。
この患者の左右の脳は情報が行き交わず、別々に働
きます。 これが《分離脳》です
この分離脳の患者を研究することで、ガザニガ博士
は左脳だけが意識に深く関係していることを突き止
めたのです!
分離脳患者の実験映像がありました。
彼らの日常生活はほとんど私たちと変わりません。
左右の脳がつながっていなくても意識は健康な人と
同じようにひとつしかありません。
ところが、実験で右脳にだけ情報を送り込むと、
記憶に刻まれているにもかかわらず、意識には上っ
てこないことがわかってきたのです!!
左脳は身体の右側、右脳は身体の左側とつながって
います。
博士は右脳につながる左目だけに、ある文字を見せ
ました。
しかし右脳だけで見た患者は「何もみていない」と
答えるのです!
ところがイメージには残っており、
その文字のイメージを絵にすることはできたのだ―
右脳に記憶が残っているのに意識には上ってこない
とても不思議なことが起きましたッッ
この結果から、博士は

「左脳だけが意識をつくりだすのではないか?」

そう考えたといいます。
ガザニガ教授は言った。

「分離脳を調べてわかったのは、左脳の中に
 脳全体が何をしているかを説明付けるシステム
 があるということです。
 左脳は我々の相矛盾する行動や、考えている
 ことなど、すべてをまるで監視カメラのように
 上から見ていて、合理的に説明できる《物語》
 にしていくのです。
 左脳のつくる物語は、私たちが何者なのか、
 一体何をしているのかを示しつづけます。
 これは買うのに何故あれは買わないのか、とか
 この人が好きなのに何故あの人は嫌いなのか?
 といったような、あらゆることを説明しようと
 します。
 それが《連続して》意識となるのです」

うおおおお!!! な、なるほどおおおおおお!!
これはひどく納得できるッッ

その直後、番組はこう言いました―

「意識が左脳にあるというガザニガ博士の仮説は
 意識の在処を探す研究を一歩前に進めました。
 しかしその後、左脳を詳しく調べると、
 意識をつくりだす脳細胞は見つけることが出来
 ませんでした―
 意識をつくる細胞が見つからないのに何故、
 意識が存在しているのか??
 謎はさらに深まりました―」(爆)

おいおい、、マジか

つづく


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Taisuke [HOMEPAGE]