断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年08月03日(月) 識別知

認識。 人間の識別能力。
それは、これまでの経験から引き出されるものです。
わたしがたまに女子と間違われるのも、
ここに何かしらひっかかっているのでしょう。
わたしの四肢の長さとか、姿勢や所作、
女子に見えてしまう要素が大いにあるかもしれん。
だが、それは―

 わたしが努力して培ってきたものです

そもそもの容姿はどうにもなりませんが、その他のこ
とはわたしのこれまでの努力の賜物なのです。
《堂々と舞台で踊れるように》
厳しい先生はいつも言ってました。

 「フツーじゃダメなのよ」

舞台に立つこととは、そのように学んできたのです。
《フツーの人間では舞台には立てない》
見てもらうという仕事とはそのように学びました。
しかし、自分の努力とは裏腹に見え方はそれぞれです
ひとりひとりの経験や感性に依存しているからです
そこには “これでいい” というものはありません
努力しつづけるしかない


そんなわたしは、
今日もリハビリ室の《おもてなし業務》に邁進中w
最近、電気療法のやり方を更新されました。
これまでは寝ていながらやっていたことですが、
それを《直立でやれ》と言われたのです。
立っておこなうとさらに負荷がかかります。
痛いけどここは我慢。
全力で膝を伸ばしにかかります。
最初は冷や汗がどっとでてましたが、
それもだいぶ慣れてきました。
何事も最初がいちばん大変です
しかし人間というのはすぐに慣れてしまうのです
ほんとうにおもしろいものですねw
さあ慣れたといえど痛いものは痛い。
かといって全力でやらなければなんにもなりません。
電気がビリビリ来たときが勝負です!

 うおりゃああああああぁああああぁぁあああ

これは第三者から見ると何をしてるかわかりませんw
至ってわかりません。 絶対 謎。
なにしろ、立ってるだけにしか見えないのです。
しかしわたしは死ぬ気で膝を伸ばしています。
けっこう苦しい。

 ※これを20分続けます

術後のわたしはこれをやらないと膝が伸びません。
もう一息ってところが伸びないのです。
毎日が絶望です
電気療法は電気を流してればいい人がほとんど。
自発的に何かを課せられている人はわたしくらいです
わたしは 付けてるだけの人が羨ましかった

 わたしだって楽がしたいのです

寝てれば終わるだなんて最高じゃないですか!?
こんにゃろう
でもそれじゃ足りないんだッッ やるしかないッッ
こうして毎日をすごすうち、わたしは妙なことに
気付いたのです。
なんだかこの時間、俺、リハビリ室の置物みたいだ…
ずーっと立ってるだけ。。
これじゃ置物と同じです!!
でもその内部じゃどうだ!!

 死ぬ気で全力です

このことは大いにわたしを悩ませました
他人から見れば圧倒的に《変な人》です
そんな中、わたしはそれを楽しむことにシフト。

 リハビリ室に毅然と立つ人物
 まるでシークレットサービスです 笑笑
 リハビリ室を守る会、会長ですッッ

だれも守ってほしいなんて思ってなんかいますまい!
でも俺は守る。 絶対守ってやるw
すると、その厳しい視線を「怖い」って言われました
どうすりゃいいんだ!!

そしてわたしは考え方をさらにシフトしたのですw
そうだ、何事も笑顔だ!!
知ってる人が来たら、もう絶対笑顔で挨拶だ!!
こうしてわたしは《勝手におもてなし業務》を得たの
ですww

 仕事とは自分で見つけるものですね

今日も元気にリハビリしながら患者をおもてなしw
これはもう一粒で二度おいしいとかいうあれです!
その最中、リハビリ室室長m上先生が眼前を通ります
わたしは颯爽と報告しました。

 「今日もおもてなし課がんばってます!!」

m上先生は言った

 「いや、、それむしろ 悪いことして
  立たされてるみたいですよ 笑笑」

 そっちかーーーーーーーーーーーーーッッッ 涙涙

どんなに頑張っても超えられないものはある―
見え方というのは本当にそれぞれなのだと、
思い知る日になりました

おかっしいなあ…
こんなに頑張ってるのになあ(爆)


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