入院前に借りた運命の一冊w だいぶ減ったけど、まだまだあるッッ 汗 今回の本を読破したのは4/6なんですが、 もう全然感想する勇気がでませんでした! 内容が濃すぎてッッ(爆)
生命と宇宙の結び目、心が一切を創る。 運も成功も健康も、すべて心の働きだ。 心に宇宙の無限の力を取り込み、 積極的に生きてみよ。 多くの人をよりよい人生に導いた、哲人天風 感動の教え!
『運命を拓く』 中村天風 宇宙本体の力は、人間の心の状態を鋳型として、 これを現実化させる自然現象を現す。 宇宙を司る宇宙本体の力が、 我々の心が取る態度と、 まったく同じ態度で我々に臨む、という事実。 その宇宙本体と常に結ばれている自己を、 明瞭に意識して活きると活きないとでは、 どれだけ人生に大きな差が出来るかわからない。
宇宙って出るといかがわしさを感じてしまいますが、 もうこれ全然そんなんじゃあないw そのほとんどの文章に納得せざるを得ませんでした! 実践できれば確実に運命は拓いてしまうでしょう☆ ◎ものすごい本です◎
そもそも中村天風氏については避けられませんねw まえがきにも書いてあるとおり、 一人の人物やその思想を理解しようとするならば、 まずその人の性格、その生きてきた環境、 そしてそこでの、その人の反応態度を 見つめてゆかなければならない、とw いきましょう、いってみましょう! 笑笑 〜まとめられるかコレッッ〜
後年、天風という指導者になる “三郎” について。 【性格】 「くそ一番、負けるものか」 「徹底的に、とことんまでつきつめる」 「優位に立たねば気がすまぬ」の三本立て。 身体と頭脳の俊敏性は、年少の三郎には、 まず激しい悪戯として噴出。 喧嘩をすると、相手の指をへし折るか、 耳をひきちぎる程の徹底ぶりw 中学三年。 柔道試合の遺恨から出刃包丁をもった中学生と もみ合ううちに、包丁は相手の腹に突き刺さる。 中学生は死亡。 取り調べの末、三郎は正当防衛で釈放されるも 中学は退学となる。 三郎十七歳。 遼東半島のスパイ任務に随行。 日清戦争ではリアル主戦場に。 それから十年程して日本とロシアの国交が急に緊迫。 三郎は軍事探偵としてハルピンでスパイ活動勤務。 日露戦争は日本勝利のうちに幕を閉じたが、 三郎は吐血。 悪性の肺結核であった 当時の肺結核は死病といわれ、治療薬はなかった。 宗教に救いを求めるも、牧師は「祈れ」と言うだけ で、禅の指導者には「肺病病みの若い者はお前か。 馬鹿め!」と罵倒されただけだった。 世間で著名といわれる人の指導には、理論もなければ 方法もなく、愛情のこもった説明もなかった。 三郎は腹が立った。 まえがきにはこうあります。 後に三郎が天風となり、理論も方法も整然とした 心身統一法を創見し、その大説法者となり、温かく、 多くの人々を救ったのは、この時の、病む者の苦悩の 体験があったからにちがいない、と。 三郎は救いを求めてアメリカへ。 ここらへんの行動力はさすがに凄い。徹底的ですw 大学で医学を学ぶも三郎の結核は治らなかった。 荒れた航海で衰弱フラフラになりながらロンドン着。 三郎は《神経療法》のセミナーに参加。 ただ一つの魅力は「病を治す秘訣を教える」 三郎はこれさえ掴めばよいと息を詰めて聞いた。 「忘れよ、これのみ。病を忘れよ。これが秘訣だ」 三郎は先生を問い尋ねた。 「忘れたいのはやまやまです。忘れたくても忘れられ ないで困っています。忘れる方法を教えて下さい」 押し問答を繰り返したが方法は教えてくれなかった。 三郎は学んだ。 「How to say は易し。 されど How to do がなければ 人は救えない」 三郎フランスへ。 『カントの自叙伝』を渡された三郎。 読み進むうちに三郎の表情は変わっていった。 カントは胸に奇形的な痼疾があったらしい。 巡回医師は少年カントに言った。 「この病は一生治らないだろう。 だが君の心は病んでいない。 これからは、辛い、苦しいと言わずに、 自分のやりたいことをやりなさい」 それから少年カントは哲学を志し、 大カントと呼ばれるほどの哲学者になった。 後に三郎が天風となり、心身統一法を開くとき、
「たとえ身に病があっても心までは病ますまい」
という鮮烈な叫びとなって表現されるのである。 しかしフランスでも胸を病むことの苦しさから 解放されてはいなかった。 病になってから命への関心が高まった三郎。
人間は、どこから来て、どこに去ってゆくのか 人間はこの地球上に何をするために生まれたか 命とは 心とは そして心と身の関係は―
失意のどん底で三郎の心をよぎった母の顔。 三郎はやみくもに日本へと向かった。 客船が出るのを待てず、三郎は貨物船に乗った。 ナイル河口、アレクサンドリアに入港。 ピラミッドの見物に出掛けた三郎、大喀血。 ホテルのボーイと共に食堂へ行くと、 年の頃六十がらみの、色の浅黒い人物がいるのを 見た。 後ろに立った従者が大きな羽根の団扇で 風を送っていた。 その人物は三郎をじっと見て言った。 「お前は右の胸に大きな疾患がある。 お前は祖国へ墓穴を掘りに行こうとしている。 お前は死ぬ必要はない。 私について来なさい」
それから三ヶ月後、ヒマラヤの麓の村に到着した。 この村こそは古い歴史を誇るヨガの修行の根拠地で あったのだ。 三郎がカイロで出会った不思議なじいちゃんは、 ヨガの聖者カリアッパ師であった―
ヨガとは俗語で、結びつけるという意味である。 ヨガ修行では統御を意味する。 ヨガ哲学では、宇宙と人間との冥合を意味する。 三郎の激しい心的訓練は続けられた。 ついに三郎は聖なる体験に到達する。
「我が生命は、大宇宙の生命と通じている」
生命は、生きて、生きて、 ひたむきに生き抜くものである。 生き抜くために生命は強い力と すばらしい智恵を保有している。 生命は、力と智恵を行使して絶妙な創造活動をする。 そして生物は進化し人間は向上するものである―
三郎を悩まし続けていた結核は、いつしかその活動を 止め、レントゲンの上にその痕跡を留めるだけだった 天風哲学と心身統一法が一体化したのは、 大正8年のことである。
さて、そういうわけで いきなり奥義いきますッッ この本に書かれているたった一つのことを!!
《心の態度を積極的にする》
心身統一法と言えば固いイメージになりますが、 運命を拓くには心を絶対的に積極化することです!! 記述されているのは… 精神態度を本来ありうるべき姿に即応させること。 心を絶対的に積極化するには、その基礎的な考えを 正しくつくりあげることが不可欠。 厳密にいうと本来の心理瞑想行は、与えられた問題を 誰にも教えられず、自分なりに考えて、それが正しい 真理に合致するまで何年でも考えさせる、というのが 本当の方法ですが、この本ではその真理をいきなり お伝えするというものw 正解しか書かれてないんですよ☆ わたしはほとほと唸りましたッッ 読めばわかる!
いってしまえば、極めて簡単なことであるが、 何十年もかかった。
一番最初に考えたことは、人間は、日頃、 人生に活きる刹那刹那、 いかに心を運用することが適当なのだろうか? ということである。 言い換えるならば、心の運用を良くしたり、 悪くしたりすることによって、人間の人生は、 良くもなり、悪くもなるのだ、ということだ―
《人間の心で行う思考は人生の一切を創る》
考えてみれば ただただ当たり前!と思いますが、 ここで重要なのは… それを “本気で実行しているかどうか” です!! その実践の方法は心を鍛えることに他ならないのです この本にはそのポイントが全力で載ってますw もう絶対に唸り声でますよ??
心の中で消極的なことを思ったり考えたり、 神経を過敏にしたりする人間がいたら、 その人間は、真理を冒涜する “バチ当たり” だと 遠慮なく言おう!
すいません!バチ当たりでしたッッ 涙涙
人間の生命に与えられた活きる力というものは、 肉体に在るのではなく、霊魂という気の中にある
世の中を眺めてみると、物質文化の非情に進歩して いる現代、なんと病人や不運の人が多いことか。 これはみな、心の置きどころが積極的か、消極的か ということで、その肉体の活きる力の受け入れ態勢 が左右されるということを知らないからである。
活きる力の受け入れ態勢、、ほんと唸ったよッッ この本で度肝を抜かれたのが以下です。
健康や運命に関係なく、 いつも元気でいられるのが人間である。
この一文には、なんとも心の偉大さをみました。 健康や運命と心の持ち方は分けられるんです!! 全部いっしょくたにしてしまっていませんか?? 実は、どんなことがあっても、わたしたちは 元気でいられるんですよ!! これが心の力なんです。 そうとしか言えんw
たとえ我が身に何事が生じようと、 またいかなる事態に会おうとも、 心を断然消極的にしてはならない。 そうすれば、自分でも不思議なほど、 元気というものが湧き出してくる。 その元気が原動力となって、 健康的にも、運命的にも、 すべてのことが完全に解決されてくる。
いかなる場合にも、常に積極的な心構えを保持して 堂々と人生を活きよう
もうこれ以上、かいつまもうとしたら かるく原稿用紙10枚を超えてしまうでしょうw なので今日の最後はこれでいきますッッ ◎もうこれが一番効きました◎
私がインドで、病のためにすっかり体が弱ったとき 先生が言った。
「お前は、世界一の幸せ者だなあ」
しかし、その時は腹が立った。 いくら偉いといっても、やはり山の中で一生暮らし ている人だから、人の気分を損じるということを 知らないのだろうか? いつ死ぬかわからない重い病を持っている人間に 対して、世界一の幸せ者とは一体どういう気持ちな んだろう? 冷やかすにもほどがある。 「その意味が私にはわかりません」と言うと、
「それがわからないかなあ、お前は? それじゃあ不幸だと思っているのか?」
「そりゃ、私は世界一不幸だと思っています。 今まで何も大して悪いこともしないのに、 こんな病に取り憑かれて苦しんでるんですから」
「おい、よく考えろ。 もっと奥を! 苦しい病に虐げられながらも 死なずに生きているじゃないか!! その生きているという事実を、 なぜ本当に幸せだと思わないのだ?? 苦しいとか、情けないとか思えるのも、 生きているからこそではないか!! 生きているのは、造物主がまだ殺す意志がない から、守ってくだされているのだ。 それを幸せと思わないのか。 お前は罰当たりだ」
つづく。
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