かつてスーパーヒーロー映画でスターになった男が、
ブロードウェイの舞台に立つ。
彼に待ち受ける奇想天外なトラブルとは―
『BIRDMAN
あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』
もういちど輝くために、
もういちど愛されるために、
すべてを手放し、羽ばたこう。
オスカー受賞作品鑑賞に、映画館へ出掛けました！
そのトレーラーはどう見てもネガティブでしたが、、
アカデミー賞作品賞含む4部門受賞ですw
とりあえず見に行かないと、もう絶対見ない 笑笑
なんたって、わたしは激情派だかr… てか劇場ね！！
感想。
見終わって、スッキリする映画じゃあない☆
なんともアンニュイな気分。 いや “憂鬱” かなw
どうしてこんなのが4冠とっちゃったかな。。
そういうわけで調べることにしました。
実のところ感想だけなら上記で終わりです（爆）
でもこれ、アカデミー賞だからww
映画の最高峰なんですよ？？
その調べをここにまとめてみよう！
◎なぜ本作はアカデミー賞を受賞できたのか◎
【バードマンのハンデ3選】
�� 昨年監督賞を受賞した人と同じメキシコ出身
�� コメディ映画である
�� 痛烈すぎるハリウッド風刺
アカデミー賞の投票権をもつ会員は映画製作関係者。
ハリウッドの拝金主義に対するあからさまな批判が
業界人の反感を買わないわけがないw
そんな越えなくてはならないハードルを打ち破った
『バードマン』の受賞は奇跡にすら感じます。
《疑似ワンカット撮影》
最初から最後まで、
あたかも途切れのないリアルタイム進行。
こんな面倒な手法、思いついても実行に移す人間は
これまで誰一人としていなかった―
《舌鋒鋭いハリウッド批判》
実名まで出してハリウッド映画システムをコキ下ろす
あたりは痛快ですが、同業者にとっては耳の痛い話。
それでもこの映画が受け入れられたのは―
「これは単なるハリウッド風刺映画じゃなく、
表層の名声にとらわれる人間の愚かしさを笑う、
厳しい視点に立ちつつも、
人間の創造欲求を肯定して、
すべての映画人の背中を押すかのような
賛歌となっているからでしょう」
なるほど… 納得がいきましたw
この映画は舞台に立つ人間の心を映しています。
愚直にその名声を “生きている” にしている者の話。
わたし自身も舞台に身を置いてきて、
その主人公の考えがよくわかる気がするのです。
特に、この映画の主人公は、
過去主演した映画で一世を風靡してしまっています。
過去の揺るぎない栄光が蝕んだ人生とも言えます！
『バードマン』というヒーロー映画に主演して
世界的な人気を博した過去から、
再起をかけてブロードウェイの舞台に挑む主人公。
その主人公の望みは《過去の栄光を取り戻すこと》
過去の栄光と言えばかっこいいけど、実際はこう。
《世界中からちやほやされていたい》
注視すべき点は、
いい舞台を見てもらおうとするよりも
自分自身の脚光に焦点があること
この映画の登場人物はほとんどが不真面目に描かれて
おり、舞台人としては決して受け入れられません。
真剣に挑んでいる者しかわたしは知らないのです。
その行く先は衝撃的な結末。
まぁ、、そうなるよね―
これは映画を見ればわかりますw で、感想。
これは《不幸》
主人公にとって、その選択肢しかないことは
たいへんな不幸だとおもった
わたしは舞台人の端くれとして思います。
もっと面白いことすればいいのに、って。
舞台に立つ者が楽しんでなかったら、
面白いわけがない。
すべては “やらなきゃいけない” という心理。
そして、それが “自分の名声のため” だから。
ところが、映画ではとんでもない方向へ進みます。
アクシデントが幸か不幸か、客を沸かせるのです！！
〜舞台ではこんなこともおこりうる〜
舞台とは、ほんとうにおそろしい場所です。
決して讃えられる展開ではありませんが、
その《予期せぬ奇跡》は確かに “奇跡” です！
これが誠におぞましい。
こんなことが起こってしまうと
主人公はその運命から決して逃れられないでしょう
見方を変えさえできればたのしく生きられるだろうに
すべての原点は “何を求めているのか” です
それが《いい方向》なのか《わるい方向》なのか、
実は、最初で既に決まってしまっています！！
個人的な欲望だけでは確実に行き詰まる
それをこの映画で学んだ気がします
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