断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2015年03月30日(月) 正座記念日

◎術後、はじめて正座ができました◎
快挙、これは快挙ですッッ

 でもそれは、人がフツーにできることw

考えれば考えるほど複雑な気持ちになる!
だから… 考えない!! 笑笑
現実はこうです。

 8/22の手術からリハビリを重ねて
 7ヶ月経ってやっとできたこと

正座なんて遠い遠い技でした。
正座は全然フツーのことじゃなかった。
しゃがめって言われてもすぐにはできません。
これは激痛と鈍痛から這い上がってきた成果です!
正座したまま背中を後ろに倒せたときに思った。

 まるで打ち上げられたイルカみたいだw

たとえ打ち上げられたイルカだとしても、
生きているうちは死んでたまるか―
『タイスケ』 悲劇、6年目。


 『東京喰種√A』
  悲劇、2周目。

この作品は本当の強さがよくわかりませんでしたw
人の形をした、人間ではない人食い種族の話。
人を食べないと生きられない種族の話。
喰種(グール)と人間、その中間存在の主人公。
主人公・金木はどちらの世界も守ろうと孤軍奮闘。
劇中の台詞よりさっそく感想いってみます!

 「人って簡単に死ぬんだね…」

 「あんた、雫のお葬式来なかったね?
  悲しくないの?」

 「なんで?
  死んだだけでしょう。
  ご飯食べたり遊んだりするのと何が違うの?
  人なんていつもどこかでたくさん死んでる。
  そのうちの一人だろ??」

ご飯食べるのと遊ぶのと死ぬのが同列というのは
度肝を抜かれました!!
考えをひっくりかえされた気分です―

なぜなら、たしかに、わたしたちにとって
“死ぬ” のは “あたりまえ” のことだからです

知らない人が死んだところで
涙を流したりなんかしない。
どんなにその命が尊重されるものでも、
わたしたちは他人事にできてしまいます!!
じゃあ、じゃあ、その涙は一体何なのでしょうか??

わたしたちの身近な人の死は
“あたりまえ” のことじゃないからです

次はグールが自分自身を振り返ったときの台詞。

 「今まで自分が正しい選択をしてきたとは思わない
  正しいとか 間違ってるとか
  そんなの そもそも関係ないのかもしれない
  でもこうして自分の罪に出会えたことを、
  自分が今まで選んできたことを、
  今日誰かのために死ねることを、
  “よかった” と思うわ…」

正直に申し上げますと、グールが人間という種じゃな
いのなら人を殺めても何とも思わないんじゃないか。
生きるために殺すというならなおさらです。
わたしたちだってやっていることですよね。
ここで問題なのは《グール》が《人間》と同じ姿で、
《人間》と同じ思考をもっていること。
これは、グールが人としての “心” を大事にした結果が
もたらす不幸の物語です。
正しい選択というのも一体何なんでしょうね??
わたしたちも実のところ選択して今に至っています。
振り返ってそれが正しかったのか間違っていたのか。
考えてみると “正しい” とか “間違っている” とか、
そんなことじゃない事実にぶち当たります。
特に、大きな問題のときは選べる選択肢なんかない。

 「金木くん...
  そんなに強くなって、、
  そうするしかなかったのね
  選ぶしかなかったのね
  可哀想ね… 金木くん。。」

“そうするしかない” 状況や環境に身を置くと、
わたしたちもこんなことになりかねません。
そうなると、選択肢があることは
ただならぬしあわせと呼べるとおもうのです☆

 「君は2つの世界に居場所を持てぬ、
  ただ一人の存在なんだよ。
  人とグールの狭間で考えて、考え抜いて、
  孤独な人を救ってほしい」

自分が難しい立場にいると、
考えることはたいへんな苦痛になります。
でも、やっぱり、考えることが
人としてすごく正しいのだとおもうのです。
考えることは、相手と向き合うためには
避けてとおれません。 だとすれば、
考えないことは逃げることに等しいんじゃないか?
考えることで自分の意思が定まるのだし、
それをせずに自信をもった行動なんてできません。
思考停止はすべての可能性を奪います
もし “ダメ” だったとしても考えることで
そこからさらに先へ進むことができる。
これはほんとうに《成長》に直結していると思う
しかし『東京喰種√A』はその真逆を直撃します―
ヒデの台詞より。

 「あんていくの人達見てるとさ、
  みんなイキイキしてていいなぁ〜なんて。。
  お前もその中にいて、
  俺だけ取り残された感じがしてさ。
  だから俺は、
  俺の出来ることをしようと思ったんだ。
  でも結局こうなってしまうと、
  一人じゃ何にも出来ないんだなあ〜」

金木はあらゆるものを守ろうとしましたが、その
親友ヒデは金木を命を賭けて何とかしようとした。
ヒデは喰種との戦いで致命傷を受けてしまいます。
ヒデが目の前で死んで金木の張り詰めた糸が切れた
金木の思考はそこで停止。

すべてをあきらめた感じでした

考えに考え抜いても どうにもならない現実に
圧し潰された… これは、、バッドエンドです!!
以前のblog フランケンシュタインと同じ。
怪物と結末があまりにも似すぎています。

 「今は死ぬことだけが、おれの慰めなのだ
  さらば! おれは行く―

怪物とヴィクターがわかりあえなかったように、
金木も世界を変えることはできなかった
誰も救うことはできなかった

このままこのblogを終わるわけにはいきません!
なんとかしなければw
あらためてまとめてみると、
難しい問題は《今すぐ》には解決できないのです。
解決できなくてあたりまえ。
だから0か100かですぐに答えを出しちゃいけない!
続けることと時間に希望を…

 なんてこった

これ、、リハビリそのものじゃんッッ(爆)


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