断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年04月24日(水) 「RDG」

角川文庫創刊65周年記念作品。 〜絶滅危惧種の“人間”のおはなし〜
あらゆる人々が手に入れたいと思うほど、唯一無二の不思議な力を持つ存在。

 『RDG レッドデータガール』
 “普通”になりたい少女の願いが、未来を変える―
 善も悪もない、新たな学園ファンタジー

そのファンタジー、良し悪しはかなりあったんじゃないかなw
舞を舞うアニメーションを見て綺麗だと感じたのは初めてかもしれません!
さて、主人公・鈴原泉水子が舞を舞うことでいろいろ勉強もできました。

 【天鈿女命(あめのうずめのみこと)】
 日本神話に登場する女神であり、日本最古の踊り子。
 その逸話は『日本書紀』や『古事記』などに描かれている。
 太陽神・天照大御神が高天ヶ原の天の岩戸に隠れた時、
 舞を舞うことによって、そこから招き出そうとした。

 【神楽(かぐら)】
 神に奉納するために、神事や祭礼などで披露される舞踊や雅楽などのこと。

 【巫女(みこ)】
 神に仕える女性。 古来は神の言葉を人に伝える役割を担い、
 奉納の舞や祈祷、占いなどを行った。
 現代の神社では、神事の奉仕など神職の補佐的役割を務める。

日本の舞はいったいどこからきたのかな…
神話の踊り子はどんな踊りをしたのかな…
神事や祭礼で披露する舞踊を、しきたりとしてでなく、
“自由”に踊るひとっているのかな…

そもそも日本では、何を“踊り”と云ったんでしょうか―

泉水子は舞を舞うときにこう言いました。

 ほんとうはわたし、
 ここにいるわたしを誰かにわかってほしいとおもっていたのかな…
 だから、和宮くんが寄ってきた

 見られることが怖いのは、傷つけられるのが怖いから
 見られることが恥ずかしいのは、自分で自分を否定しているから
 わたしはこれほど冴えない鈴原泉水子ではなく、他の者になりたい

その台詞にびっくりしました
なぜなら、わたしがもっていた踊る当初の理由と同じだったからです
でも、今は“他の者になりたい”とはおもっていません
わたしにとってそれは“自分を超えていきたい”です

わたしは、今の自分を超えていきたくて踊っています
それは同時に、自分を認めてやりたいからかもしれません

しかし、自分を超えていきたいと思いながら踊っているわけじゃない
それよりも、自分を捨てて何を踊りにするのかを考えています

そうだ、“何を踊りにするのか”です

相手があって“何を受け取ってもらいたいか”です

踊りを踊るには、自分を持っていなければならないのだとおもいます
持っていなければ捨てられないからです


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Taisuke [HOMEPAGE]