断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年04月18日(木) 来日 アウン・サン・スー・チー

ミャンマーの民主化運動指導者、最大野党の国民民主連盟党首、
アウン・サン・スー・チー氏が、日本政府の招きで27年ぶりに来日。
政治家としては初来日です!
東京大学での講演は事前登録が始まってわずか一時間で定員超え。
軍事政権に15年あまりに渡って自宅軟禁などの弾圧を受けながらも、
スー・チーさんは民主化運動を続け、去年4月の選挙でようやく議員として
本格的な国政への参加が認めらた人物。

 生きながらにして映画化されるような、
 時代の奔流に呑み込まれるも、代わりのいないひと

それも、時代と政治に呑み込まれ続ける現在進行形!!
今現在全世界でこれほど注目されている孤高の政治家は他にいませんよね。
軍事政権の民政移管、人権問題、民主化、たいへんな事情の真っ只中。
少しずつ民主化への道を掴んできた人ですが、今も困難の連続のようです。
日本がミャンマーに対してとってきた行動がどんなものだったのか。
そしてこれからどう関わっていけばいいのか。
わたしたちも国際社会の一員として他人事にしてはいけませんよね。
スー・チーさんの現実路線への転換はあらゆることを見据えた上での判断。
世の中は、理想だけ掲げても現実は動きません。
耐え忍んで可能性をすすめなければ未来は変わらないはずです!
さぁ、そんなスー・チーさんの決意のようなインタビューより。

 「たゆまぬ努力、それが人生です」

スー・チーさんはそう明快に言い切りました。
その言葉に、強烈な意志と、怠っていない努力を痛切に感じました。
日本に“こんな政治家はいない”そう漠然とおもったのです。
〜発する言葉の重みがまったくちがう〜

 「本当の改革は“国民の生活が変わること”」

命をかけて立ち向かってきた時間が、揺るぎない強さをつくったのでしょう
ミャンマー民主化への闘い、15年に渡る軟禁生活。
圧倒的に不利な状況を打破するために敵対勢力に接近。
軍との協力をどう引き出すか―
その行動だけを見れば国民の信頼を裏切ったもののようにも見えます。
でもそれは、その先にあるもののためのはずです。
第三者はいつだって目に見えるもので判断してしまいます。
本質を捉えようとしないのは考えることを放棄してるのと同じですよね。
スー・チーさんだけに頼らない姿勢がわたしたちにも必要なはずです!!

 「どんな人にも言えることだと思いますが、あたらしい未知の領域に
  踏み込むには“大丈夫だ”という自信が必要なのです」

 「民主主義は自らの力で勝ち取るものです。人に頼るだけではいけない」

 「何事にもおそれない勇気」

 「自分を真正面から見据えて自分を決めること」


どんな言葉も心の奥深くひびくものでした


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Taisuke [HOMEPAGE]