街中を歩く人間がゴミ粒に見えるセレブなカフェで待ち合わせ。 なんの待ち合わせかっていいますと、 “皿うどんの超おいしい店に連れて行ってもらう”待ち合わせですw “皿うどん”っていう一般メニューの響きがたまりませんよね!! 何度も近くに足を運んだものの、店が見つけられず、辿り着けないのでした…
この物語は最初から大ピンチをむかえます
◎発端(説明しなきゃ始まらない)◎ 前日の28日がすべての引き金でした。 某デパートフェアで“ミッフィーこけし”2体を購入。 かわいすぎる 無理 すべての予定を終えて『アルゴ』レイトショー観戦。
この時点で、財布にあるお札を使い果たしていた―
面倒なことは後回し。 〜明朝、忘れずにお金を引き出そう〜 早朝まったく動けないわたしが当然のようにギリギリ飛び乗るJR。 落ちついてJR車内で気付くのは、おそるべき現実でした…
お金を引き出すどころか、銀行カードわすれてる―
現金を持ち歩かないわたしは絶体絶命の窮地に陥りましたw 最後の頼みは財布代わりに使っている7銀行常時手数料ゼロの口座だけだ!! でも、た、たしか使ったような気がす… いや、最悪の事態に備えていつもちょっとくらいは残しておくわたしです。 そう、気持ち、気持ちくらいはあるはずだ!! 残高照会タッチパネルを震えながら押したそのときでした
【残高 12円】
気持ちって何?! 笑ったねw コンビニ内で大爆笑です!!(超実話 二桁って何!? 三桁ないのかよw このままじゃ何かのカウントダウンです!
こうして、“気持ちとやら”が何の足しにもならないことを知りました
財布の中をあらためて確認すると100円玉とその友達が総勢9人くらい。 絶望です わざわざお店の場所がわからないからといって呼び出したすずねちゃん。 そして、もはや頼れるのはすずねちゃんしかいない。 爆弾を抱えながらも近況をたずねるとすずねちゃんは言いました。
「わたし今度昇進するんですよ〜♪」
えっそうなの?? こりゃ昇進祝いしな… えええええッッッ!? わたしは焦心に狩られました。 昇進祝いなんて“今”絶対出来ないぞッッ!! 焦心どころか傷心してこのままいけば間違いなく焼身です!! なんてこった
このまま世間話をつづけても罪の意識は深まるばかりだ
会話はのっけから爆弾を抱えている者に爆弾を投げつけられたも同然ですw 秘密を明かすタイミングどころか今にも自爆してしまいそうでした これは切り出すしか… ないw 昇進が決まった人物に衝撃の告白 「ごめん、財布わすれた…」 わすれてはないんだけど、説明が面倒なので一言に集約(殴
ごめんなさい ごめんなさい 世界中にごめんなさい
なんとかすずねの下僕として今日1日を乗り切るのだ!! すずね「おほほほほほほ♪」 やばい! それは無理だ 〜目に見えない首輪がかけられた瞬間です〜 しかしここでも堂々さを失うわけにはいきません。 レジで装うは、嘘でも何でも堂々とすること。 これさえ出来ていれば凶悪な女王にだって一矢報いれるはずだ!! わたしは息が詰まるくらい堂々とした―w
そのお店、『ピカイチ』 ここは皿うどんやちゃんぽんの超有名店です。 さすが有名店。 男女かかわらず会社員の物凄い行列です!! “ピカイチ”入店。 人にお金を払わせて食べる皿うどんはサイコーに美味しかったw おなかも満たされ周りを見渡してみた瞬間… 店員のおばちゃんが着用してるエプロンに度肝を抜かれました
ス…スティッチのエプロン!!!
って、ここがピカイチだからか―ッッ!? なんという計画的なお店なんでしょうかwww ここまでお客を楽しませる皿うどんが美味しいお店は見たことがありません! さらにピカチュウまでいたら完全な計画犯だと見切れるところです。 それをすずねちゃんに話すと目のつけどころがまったく同じでした(爆 二人して笑いをこらえましたね。。
おばちゃん、そんなの絶対意識してないとおもう
さて、そういうわけでわたしは大きな負債を抱えてしまいました。 これは早々に仕返しをしなければいつまでも虐げられかねませんw これ以上ホストあそびをさせるわけにはいかないのです(ヲイ わたしはヒトが誰しも健全で賢く成長していくことをねがっています
後日、わたしは現金を引き出しました いつもより多めに引き出しました
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