断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年03月13日(水) 後生体験

あれからずっと嫌な気分がつづいていました。
いつまでもこんな気持ちではダメなことくらいわかっています。
それでもどうにもならない日々がつづきました。
こんなときは映画でも見よう!!

〜アカデミー賞 <主演男優賞> <脚本賞> ノミネート〜
その着陸で、彼はヒーローになるはずだった。
高度30000フィートの真実とは?! 「あの着陸ができたのは俺だけだ」

 『フライト』
 彼は英雄か犯罪者か―

衝撃と感動の物語を見るはずでした。 『フライト』上映期間はすでに佳境。
折りしも今日は水曜日! レディースDAYなのを忘れてた。
っていうか、劇場入ったら衝撃と感動の満席… ウソぉ!?
まぁ仕方ないか。。
座席をたしかめると男性が座ってた… ウソぉ!?!?
座席ナンバーを何度見直しても男性が座っているのがわたしの席です。
仕方ない、問いただそう。。 「その席はわたしの座席ですけど?」

 するとその男は「この席に変えてもらったんですよ」と言ってきた

衝撃と驚愕の返答です!!  眩暈がしました  満席でしたからね
変更してもらったのなら、そのような席を選ばせる劇場がおかしい。
もうCMに入っていましたが、外へ出てその旨を係員にたしかめました。
なんせ、機械でオートマティックに座席を選ばせてる劇場なんですからね。
そんなことあったら気分を害するのも無理はなかろう。
わたしはクレームをバイト女子大学生に叩きつけました。
上映直前でしたからここで揉めるくらいなら見ないことを選んでやる!

 気分、気分ってなんと大事なものなんでしょうか

係員はわたしになんとしても映画を見てもらおうとしました。
が、しかし! もう気持ちは変わらない
デンゼル・ワシントンファンの父。
そんな父が既に鑑賞した『フライト』の感想言ってたのを思い出した。

 「あれは飲酒問題だから意を決して見ることはないぞ」

しばらくすると劇場責任者の男性とその秘書のような女性が現れました。
男性は終始お辞儀しながら謝罪の言葉を繰り返します。
今考えれば「座席を変えた」と言ったあの男がウソつきだったのではないか?
だとしたら劇場スタッフたちはとんだ恥をかかされたことになります。
しかし今となっては何が真実だったのかつきとめることはできません。

 どちらにせよわたしの気分を害したのだけは間違いないリアルでした
 わたしでさえあのときは頭に血が上って判断力を欠いていたはずです
 そういうときは悪者をつくりたくなるのかもしれません
 なんと小さな人間力でしょうか
 怒りは、人の視野をなんと狭くしてしまうんでしょうか

とにかく、一番えらい人が出てきてわたしの前で謝罪されました
責任者は「またこのシアターに来てもらえますか?」と何度も聞いてきます
わたしはこの映画館が最寄りですから気前よく「また来ますよ」と答えました

 今回はとにかく魔が差したというだけのこと

そのことを説明すると後生体験… 変換違いですがそのとおりですねw
御招待券をいただけました! 深々と頭を下げられて。

今の世の中はツイッターやsns等で簡単に不平をもらしてしまえます
そのときの怒りをあとになって分析してみたらなんと小さなものでしょうか
こころがざわついたときには冷静な判断はできないものですよね
自分では最善を尽くしたつもりが意外なところに違う判断材料が見つかります
時間を置くことで見つかるものがある

わたし自身、
事故で命を落としていたらこんな経験をすることはなかったでしょう
それもあんまり気分がいい経験ではありませんよね  むしろ嫌な経験です
もしかしたら経験をしないことこそが幸せなのかもしれません

 なにも悩まず、すべてがうまくいくのだとしたら

でも、次は同じにはしません

 この経験を通して、わたしはもっとよい方向に、未来にできるはずです

それを信じられるうちは自分が自分でいられるのではないでしょうか

この頃のわたしはとても複雑な感情に縛られていました
そんなときはやはりその程度に見合う出来事が連鎖します
この事件はその中でもっとも顕著なものでした


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Taisuke [HOMEPAGE]