いまや日本国民の期待を一身に背負うスキージャンプ高梨沙羅選手(16)。 録画してた特集番組を再生。 「なぜ、遠くに飛べると思いますか?」の質問に―
「もっと飛びたい、 もっと飛んだらどんなふうになるんだろうっていう好奇心からですね」
これを“もっと踊りたい、もっと踊れたら”に置き換えればわたしです。 年齢や程度の差こそあれ、好奇心はまったく同じ。 好奇心がなければつづくことはないでしょうw 八年前だから8才のとき?の練習ノート(トレーニング結果と反省)より。
たいみんぐがはやかったからつぎはたいみんぐよくとべるようにがんばる
8才から既に「夢はオリンピックの選手になる」です。 がっつり言えるんですよ。 凄いよね!! 大会での涙ながらの発言もその真剣さからのものでした。
「お兄ちゃんに怒られる。。遠くに飛べなかった」
それから八年。 少女は世界一遠くに飛ぶジャンパーに成長!! 国際大会で優勝を重ねます。 なぜ遠くに飛べるのか。 〜それは力強い踏み切りにある〜 どんなものでもその土台、わたしたちもまずは揺るぎない下半身です。
高梨沙羅は幼い頃バレエをやっていた
踊りをやっていたんですよ!! 驚きましたね… 筋力を無駄なく使え、しなやかな動きが自然と身につき、 それが全身をバネのように使う強いジャンプ力を生み出したらしい。
バレエすごすぎる!!(爆
バレエがなければ今の高梨沙羅選手がないのも事実やもしれません― 助走の姿勢、踏み切りのタイミング、そして空中でのバランス どれが欠けてもいけない。
「ゲートを出るときの最初の足に乗る感覚というか、 それがまず合ってないと私は(フォームが)組めないので 一気にトンと行きます。 一発で自分のポジションに乗るような感じで」
感覚、感覚かぁ… わたしも技術を見せなければならないものに関してはまったく同じです。
「わたしは人より足が長いわけでもなく、脚力があるわけでもないので パワーもストロークもあまり出せないので、なんと言うかこう、 完璧に飛べるというか、どうやったらもうちょっと距離が伸びるかな とか、そういうことを考えながらやってる」
自分を知ること、それこそが大事なんだとおもいます 自分が持っているもの、持っていないもの それがわからなければ何をすればいいか見出せません 与えられるだけの受け身でいれば、闇雲にやりつづけるだけでしょう 自分が何を求めているのか、その意志こそがすべての原動力です そうじゃなきゃ悩むことはないとおもいます
この番組で唸ったのはこの台詞でした。
「料理を見ただけでこの味がわかるとか、そういうなんか…たとえば 大福が置いてあったら“これ甘い”とかわかるじゃないですか? そういう感じで“こう飛んだらこうなる”みたいな感じが だいたいイメージできる」
自分ができなくなったこと 今、自分ができないことについてはあらゆる意味でイメージできていません これはそのままレベルだということができます 振付などをおぼえることで精一杯だったらイメージになんていけやしません 振付を“やる”ことは踊ることじゃないものね それから先のイメージとハートが振付を踊りにするのです それまでは練習、練習でしょう
高梨沙羅ちゃんのことばでわかったこと。
それは、今 自分がやっているのは出来るときの感覚をおぼえること
一から組立てているのはまぎれもなくこれだとおもう 以前とは違う“感覚”。 昔とは何もかも変わってしまいました 忘れちゃいけないのは“あたらしい自分”だということです これからを踊るために、あたらしい感覚を手に入れることです
「やっぱり練習からできてないと大会で決めるのは難しい しっかりできるようになるまで何回もやらなきゃいけないな、 イメージをつくっていかなきゃいけないな、と思っています」
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