| 2013年02月08日(金) |
「ベルセルク 黄金時代篇�掘� |
いよいよ黄金時代篇の完結です！
かつて、発表と同時に世界を震え上がらせ、以来ずっと語り継がれてきた『ベルセルク』衝撃のクライマックス。 魂を込めて綿密に積み重ねられてきたストーリーを全てゼロに戻しバイオレンスとエロスの限界を叩きつぶした、コミック史上、最も恐ろしく、最も過激で、最も挑戦的なシークエンス。 ＜蝕＞が今、始まる―。
『ベルセルク 黄金時代篇�� 降臨』《R-15》
あらゆる闇が― 光を凌駕する
どのように<蝕>が映像化されるのか、わたしたちが期待するのはここでしょう。
そして見終わって直後、考えうる感想はこれだけではないでしょうか…
“圧倒的すぎる原作の絶望感”
ベルセルクという物語はこの映画のラストをもって始まるのです。
つまり、メインstoryは一切始まってませんw
始まるのは狂戦士ガッツの復讐劇。
私恨と複雑な激情がガッツを闇とたたかう化物のような戦士にしたお話。
ゴッドハンドとして受肉したグリフィスを殺すためだけに歩む狂戦士です。
ガッツはこれから先ずーーーっと選択を強いられることになります。
グリフィスを倒すか、仲間を救うか
その葛藤の根源が<蝕>です。
相手は神のごとき奴等です、どこまで人のまま対峙できるんでしょうか
原作は、ガッツの、いや“人間”の限界が試されている偉大なマンガなのです
いったい最期はどうなってしまうんでしょうか
ヒトのままでグリフィスは絶対にたおせない、たおせるわけがない
現在の連載では仲間たちの力を借りて生きるか死ぬかの激闘をつづけています
戦士として圧倒的な力をもつガッツ
当初は仲間など必要のない黒い剣士でした 血も涙もない
しかし、今は己ひとりだけの力で進むことを択んでいません
魔法の力を借りなければ化物をたおせない現在です
ガッツは安らぎを得ましたがそれと同時に苦しむことも 人間らしさ
とんでもない敵、それも化物を相手にしているんです
神経を極限まで研ぎ澄ましていなければ一瞬で殺されることを知っています
グリフィスへの憎悪を力にしてたたかっているガッツ
その“憎悪”をゆるめてはならない
戦場ではそれこそが生きのこる術だと知っているからです
程度は違えど、これはわたしたちにもあてはまります
何かに立ち向かわなければならないとき
すこしでも緊張をゆるめてしまえば立ち向かえない世界がある
緊張、言い換えれば集中です
仲間とは、強さにもなるし、弱みにだってなりえる
人間ってなんでしょう？？
守りたい人がいるから強くなれる
守らなければならないなんて足手まといだ
自分だけが進む世界と、仲間と一緒に進む世界
わたしたちは選択しなければなりません
わたしたちは今を常に選択しているのだとおもいます
人間は混沌です
どれが正しいとも正しくないともいえない
第一、仲間ってどういう存在のことでしょう？
ガッツたち一団は各々それぞれに目的があります。
全員の目的が一致しているわけではないのです！
命をかけた旅ですから信頼なんてのは愚問。
彼らは命をあずけられる“仲間”
もうこの時点でおおよそわたしたちの想像の域を超えてますw
突き詰めれば突き詰めるほど、本気で人を見抜かなければならなくなりそうです
わたしたちがそれほど“生きる”ことに執着しなければ
そんなところまで考えることなんてないでしょう
わたしは全身全霊で“踊る”ことを求めています
本気で考えれば考えるほどむずかしいことになっていくのも無理ありませんよね
わたしたちがどんな時間をすごしても生きて死ぬことにかわりありません
しかし、生きている密度はわたしたちの選択にかかっているのだとおもいます
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