家族で高級料亭にいきました。 どの品目を見ても値段が書かれていないおそろしい店w
誕生日を両親が祝ってくれたのです!
全七品。 どれも深い味な上に芸術的なものでしたよ 幼少の頃のよほど小さかったときは別として祝ってくれたことなんてなかった。 わたしは祝われたこともないし、親を祝ったこともありません。 なぜなら二人とも仕事がたいへん忙しかったからです。 気付いたときには二人とも責任ある役職に就いていました。 思い出せば、家族らしいことをほとんど経験していないかもしれません。 わたしたち家族はそんな家族でした。 〜今だからこそ聞けることもある〜 わたしは母に訊ねました、なぜわたしはあんなに習い事をさせられていたのか。
書道・ピアノ・そろばん・水泳…
ざっとあげても、どれも自分の意思で行きたいと思ったものがない。 気がついたら習っていたんです… 考えてみればなんとおそろしいことでしょうか。。 母はにこやかに答えました。
「わたしたちが帰るのが遅かったから」
そうだったのか― それは、母の時間を守るための“システム”だったんです! わたしはおばあちゃん子でした。 祖母に迷惑をかけず、のうのうと家に居させないシステム。 誕生会のような家族食事会で爆弾のような真実を知ってしまったのでした…
どうりで“本物”になっていないわけだ
わたしは愕然としました 楽しい食事会のはずが、あっという間に一人だけ明日のジョーです 無駄だったとはおもいませんが、おおよそ身についてません。 音感とか文字、計算や泳ぎ、超テキトーな感じです… 両親がどんなに忙しかったか推し量るにあまりあるエピソードですね。。
わたしは“仕事”に追いやられていた
さびしい、さびしいですねw 奇跡的にたすかった今、真実を知るのがこんなに苦しいものだとは― 今更問いただしたくなる台詞を押し殺しました。
俺は愛されてなかったのか
ええ、もちろんわかっていますとも!! わたしは愛されています すでに、時間がすべてを解決してくれています 時間はいつだってわたしたちの味方なんですよ
帰り道、お寺の掲示板に貼られていた訓話がすっと自分に入りました。
過ぎ去った事は やり直すことは出来ないが 見直すことはできる
わたしたち家族はわたしの命がたすかったのを機に、本物の家族になれました これまでわたしたち家族にはいろんな障害がありました 実のところ今でもほとんど障害ばかりです それでも、わたしたちは今が最強だとおもいます
感謝したいですね
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