断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年01月28日(月) The Oath

たんじょうびでしたがこの日わたしはセラピューティックの実験体に出向きました。
なんでか?って??

 膨大なアナトミー知識の上にいるヨガマスターの講義だったからです

それに、その先生は世界にあるこのスタジオの日本人で一番偉い人でしたからねw
これでダメだったらダメってことかもしれません。
それにダメならダメで何らかの足がかりを示してくれるはずです。
去年のゼンヤのときは“ボディワークにいったほうがよい”と言われました。
あのときは“一人でできることには限界がある”ということでした。
あれから1年、出来る限りのことを誠実にやってきたのです。
ところが、最終域と言われる可動域には違和感がどうしても絶えません。

 痛いんですよ

セラピューティックの講義では実際にどこか傷めている人を取り立てていました。
この講義にはわたしの知人がたくさんいましたから、声をかけてくれたのですw
スタジオに入ると驚くべき大歓声があがりました。

 「わぁ〜タイスケさん たんじょうびおめでと〜!!!」

えーっと、これ講義だよね?? ドッキリ誕生会じゃないよね―??
よくわかりませんでしたが、芸能人のようなド派手な入場ですw
ありえんやろーーーー
知らないヒトだってたくさんいるんですよ??
恥ずかしいやろーーー
っていうか なんで知ってんの??  〜これがsnsのおそろしさか〜
おおっと、いけない、姿勢たださなきゃ…
こんなときにまでアカデミック精神が叩き込まれている自分を知りましたw
すこしでも意識を削がれれば、一瞬のうちに堂々さは失われてしまうリアル。
ちくしょー  もう意識しない昔には戻れない
わたし以外に実験体はもう一人いましたが、ここで奇妙なことに気付きます。
講義中 その人は先生から名前を尋ねられたのに、わたしは尋ねられません。

 わたしの名は既に周知されていたんですね…

これもきっとわたしを知る人たちからの吹聴に違いありませんw
わたしは有名人じゃないはずですからね!
なんだかわからないけれど、著名人たちの気持ちがわかった気がしちゃったよw
ヤっちゃん先生はわたしに椅子を用意してジェントルマンしてくれます。
とんだVIP待遇だよ☆  〜だってみんなは地べたにいるんです〜
さて、わたしの番が巡ってきました。
いつどうなったのかを宣言、先生は実状を観察して対応策を指示。
けなげにそれを実行するとたちまち効果があらわれました!!
うわわわわ、い、痛くない!! う、腕が上がる!!  なんてこった―w
そんなことをやってたらmゆきさんが泣きはじめました

 おそらくは目に見える効果だったからでしょう

セラピューティックっていう目に見えない得体の知れないものを学んでいる皆です。
わたしたちは盛大な拍手のうちに役目を終えました。
おかげさまで、今、自分のカラダがどんな状況なのか更新することができました。
そしてただしくからだを知れば痛みを感じることもなく治癒能力も引き出せる。
以前よりも好くなっていることを実感しました。
思い出したら、2年前なんかLポーズできなかったよ。
めちゃくちゃ苦悶のうちにやっていたものも今ではずいぶんましになったのです。
一昨年はまだまだ痛かったのだということでしょう。

スタジオを去ろうとしたとき、講義は休憩時間みたいでした。
わたしは講義を受けていた女の子にニコニコしながら声をかけられます。
 「ありがとうございました!! みんな噂してますよ??」
ってそれ、どんな噂だよ―??  〜噂の種類によっちゃお婿にいけないぞ〜
講義中、派手にやっちまいましたからね…
その女の子とは一度も会ったことないし、当然話したこともありません。
つまりはそれほど講義で何かを感じたってことでしょう。
あの講義を受けた人に会うたびに「ありがとうございました」と言われます。
ほんとはこっちが言わなきゃいけない台詞なんだけどなーw
みんな集中して勉強していたんでしょう、そうじゃなきゃ絶対に言われないはずです!
後日、そんな人たちがおしえてくれました。
わたしは腕が上がるようになっていく度に表情が明るくなっていったそうです
それは光のようだったそうです

みんなわたしに不自由さがあることを目では確認できません
しかし、それこそがわたし自身が誠実にやってきたことを証明しています
最初のころなどは誰がどう見ても無理強いに見えたことでしょう
ただ、他者がわからないといってもわたしの不自由さが消えることはありません
不自由さを自分のものにする、努力の数年でした
不自由さを忘れることができるのは熱中しているときだけでした
からだとエネルギー、からだとその性質は、切っても切り離せません

 意識がその人の気質や表情をも変えていくのかもしれませんね

これから先、年齢を重ねていけば不自由はどんな人にもおとずれるものでしょう
だから、これから先も努力に終わりはないのだとおもいます
その根源は未来への不安じゃない“今をよくしたい”というものでありたいですね

ロウソクの灯はいくつものロウソクを灯すことができます
“灯す”ということに、ロウソクの太さや高さは関係ありませんよね
わたしたちは特別なロウソクでなくていいんです

自分を際立たせたいのではなく、自分を自分にして生きて、そして死にたい
そもそもわたしたちの誰もが特別なロウソクです
自分のこころと真摯に向き合えば、おのずとそうなっているのだとおもいます


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Taisuke [HOMEPAGE]