断罪の時間 〜Dance!な日常〜

2013年01月17日(木) 「AKIRA」

『AKIRA』裏設定、金田は金田としか呼ばれなかったが実は金田正太郎だった―
作者は『鉄人28号』の影響下だったのである。
これにはなんとも前日のblogからしてゾクゾクしてしまいました!!
鉄雄でさえ『鉄人28号』の敷島博士の息子である敷島鉄雄から取られているらしいw
なにげない繋がりのようですが自分にあらかじめ決められていたものかもしれません
マクトゥーブ。

 『AKIRA』(全6巻)   大友克洋

あらためてこの世界に没入してみると知らなかった事実に驚きの連続でしたw
まず、タイトルは映画監督・黒澤明に由来していたんです!  そっかーそうだったかー
日本アニメーションを全世界に知らしめた最初の作品といえるかとおもいます。
その制作費に当時としては破格、10億円かけたそうです。 1988年ですよ!?
それもそのはず、アニメーション『AKIRA』はおそろしい出来映えでしたよね。
ジャパニメーションとして世界中にそのタイトルが轟いたのです。
「日本のアニメはクオリティがまるで違う、真似の出来ない世界観を持っている」
アニメを自発的に見るようになったのはもしかしたら『AKIRA』からかもしれません。
それほどの作品です。
そんな作品の原作を読んだことなかったのは、おおよそ人生のミスでした。
さすがに少年期のことですからそのときはミスだともおもっていなかったはずですw
オマケ人生の今だからこそ見ておかなくては―!!

 今こそ間違えた人生をやりなおすときです

『AKIRA』全巻を数日かけて一気読み!!
っていうか昨年、課していただいてたのをすっかり忘れていたのだ!!

 申し訳ない気分満載w

申し訳ない気持ちがそのまま、凄い集中力での速読を引き出します!
そのラストでは感極まって泣きそうになりました…
『AKIRA』は“人類の革新”がひとつのテーマ。

 しかし、この物語の正体は“わかりあう”その意味のパラダイムシフト

鉄雄だってそのはじまりは“純粋さ”です
ところが金田を超えたい気持ちがねじまがったのでしょう
好きだからこそ、憧れるからこそ、越えなくちゃいけない
その気持ちはわかるような気がするのです
力の差が劣等感を生みだすものだからです
対してキヨコ、タカシたちナンバーには“執着”がありません
すべてを受け容れているからです
本物の力とは、認めてもらうために使うものではないのではないでしょうか
ナンバーたちが大事にしているものをあげるなら人格、人柄のような気がします
それは、わたしたちがわたしたちである最後のもの
そのすべてを受け容れてもらえることは、どんなに幸せを生むでしょうか
『AKIRA』には、ほんとうにいろんなことを考えさせられました
日本を代表する物凄い作品だとあらためてわかります
そんな“AKIRA世界”は2019年が舞台、なんとあと6年です!!

真にわかりあう、わかりあおうとする世界にしたいですね


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Taisuke [HOMEPAGE]