| 2012年12月01日(土) |
「Void the Fill」 初日 |
別府現代芸術フェスティバル2012『混浴温泉世界』 会期:2012年10月6日〜12月2日 会場:大分県別府市内各所
Dance Performance “Void the Fill” 振付/演出:東野祥子
Voiding The Fill... 埋め尽くされた世界の解体が始まる。 Endscaping... 混沌は空虚に帰し、現実的でなくなっていく。 Dead Machines... 壊れても壊れても、まだ動いているその機械。 Blue Skies and Black Waters... 空は青く、水は黒かった。 Nothing for Nothing... 惑星の到来と虚無。 Burials... 埋葬。 Horizon... 進化の終点に生きる。
2012.12/1(土)18:00開演 12/2(日)17:00開演 会場:楠銀天街
照明・映像効果により、楠銀天街はとんでもない様相を帯びました。 商店街アーケードがまるで『まど☆マギ』魔女空間です!! っていうかリアル魔女空間だろこれッッッ!!
衝撃的舞台空間の現出でした
もうまったくの異空間です、異空間でした! 照明に輝く二ヶ月間つくられてきた廃材から生まれた巨大モニュメント群! 戦後、別府で一番華やかだった楠銀天街には多くの店が立ち並び、 賑やかな音楽と笑い声が溢れていた。 しかし、時代の移り変わりと共にかげりが見えるようになっていったという。
廃材を使いたい
混浴温泉世界旅ガイドには東野さんのコメントが記載されています。 会期中、廃材などを使うことで楠銀天街劇場として再生させたかった。 3.11後の意識の中で、廃材を使いたいという想いがあった。 チューブとか、ペットボトルとか、 物自体は珍しくなくても廃棄されたということに意味がある。 Yoko Higashino
実際わたしが初見したときは“怪しい”“異様”など、おどろおどろしさが突出。 以前のblogでも小学生が「怖いよ」といったのもここで踊ればきっとそう見える。 しかし照明・映像が加わった今、それはまた違うところへシフトした―
おぞましくも美しい、混沌だとおもった
正直、自分が出演するよりも“見たい”気持ちが完全に勝ったほどです。 このような舞台は、まず踊れる機会もなければ見れる機会もない。 わたしは長い間局所でこの芸術祭に、別府に関わってきました。 商店街で踊るなんてことは以前のproject人たちの相当な努力によるものです。 そんな場所でわたしはこれまで踊ってきました。 だからこそわかる。
こんな舞台は“見たことがない”
屋外です、人が住んでいる、生活しているんです。 芸術祭として文化庁の支援を得ていたって苦情はくるんです。 しかし爆音は鳴り続けます、本番中は完全な治外法権ですw 12月。 海に面する別府市内には強烈な風が吹いていました。 初日、ジョーさんと美佐子アニキが見に来てくれました!
歩いたり担いだり、わたしは立ち姿にすべてを懸けましたw
お客さんはさぞや寒かったでしょう。 わたしたち以上に寒さを感じたはずです わたしは汗一つ流れないダンス作品に出演したのははじめてでした 踊ることによる疲れがまったくなかったのです しかし人前に立つことはすべてが問われるものです 個人的な思いはあれど、その作品は凄い領域に達したようです ある意味でダンスを超えていた 見ていた人の声がそれを証明しました。
ダンスというよりもすべてに対する感想だったからです
ジョーさんの感想もまた全然イイ感じでしたw 「ワルプルギスの夜」 「焚き火にあたる」 「暖かい」 「コンテンポラリーやけん意味考えちゃいかんっちゃろ??」 初日公演後、無情にもわたしの声が変容を遂げていきます。。
ま、まさか… 風邪!?
ジョーさんと食事に行って梅園温泉にも行って… 「お前、完全に声変わったな…しょうがない、これ飲んどけ」 ラスト痛み止めくれました。 コンビニで栄養剤と飲みました。 どうなる明日―!? あーしーたーはーーー この劇的な感じはまるで某痛ミュージカルです!! なんてこった―
つづく
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